「株式を適当に買う!」これが投資活動の入り口になる理由と買い方のポイントとは

青木博史

1.はじめに|株式投資の始め方が分からない!

資産運用や投資という言葉を最近目にする機会が多くなっている。という人は多いと思います。

そして、「投資」と聞いて連想しやすい投資の種類が、株式投資です。

投資の種類はさまざまありますが、一般的に馴染みが深いのが株式投資。

ですが、いざ「始めてみようかな?」と思っても、何からすれば良いのか分からない。

この記事では、こうした悩みを抱えたまま、なかなか投資活動に踏み込めないという人におすすめな株式投資の始め方についてお話しします。

 

2.とりあえず「株式を適当に買う!」のがおすすめな理由

投資に限らず、どんな事柄でも「とりあえずやってみる」の精神は大切です。

例えば、始めて自転車に乗った時のことを思い出してください。

サドルを漕げば前に進むと頭ではわかっていても、最初から補助輪無しでバランスを保ったまま前進していくことは難しいです。

子供は、失敗して転ぶことからだんだんと自転車を乗りこなすコツを掴んでいくのに対し、大人になればなるほど、転ぶことを怖がって、乗ることすらためらってしまう傾向があります。

ですから、子供のうちに失敗しながら学んだことはなんでも「当たり前」のように出来るんですね。

 

投資もその学習過程を通過しないで出来るようになるということはありません。

最初は失敗したくない!損をしたくない!という思いが強くて、なかなか「とりあえずやってみる」ができないかもしれませんが、

株式投資を始めてみたいけれど、躊躇してしまうと感じているのであれば、損をしても「勉強代」と割り切れるくらいの適度な少額から、実際に投資を始めてみる。

とりあえず、身近で親しみのある企業の株を買ってみて、一歩ずつ前進することをおすすめします。

 

2-1.投資活動の入り口は、学習と実践

投資活動は短期間では終わりません。

大袈裟な話ではなく、死ぬまで続けることができるのが投資活動です。

短期的な目先の儲けに一喜一憂するのではなく、長い目でみて、資産を増やしていく活動ですから、少しの知識でうまくいくという話ではありません。

お金や資産運用についての学習と共に、実践を繰り返しながら、徐々に投資が生活の一部となっていくことが大切です。

 

株式投資はやれば必ず儲かるというわけではありません。

何事も起こり得るのが投資の世界の常識ですから、思い通りにならない時もあるでしょう。

 

そうした経験を積み重ねながら、ゆっくりと学習をしていくことが投資活動の入り口になります。

その入り口以外には、投資で成功する道はないということを知り、賢い個人投資家を目指しましょう。

 

2-2.まずは小額で、「株式を適当に買う」に挑戦してみましょう

株式投資を行うには、証券会社で口座を開設すること。

この手続き自体は、簡単に出来てしまうので、気軽に口座開設をしてしまいましょう。

そして、問題はここからです。

どの株式をどのように「適当に買う」のか?についてが意外と第一関門になるのです。

 

開設した証券口座のWEBページから、証券口座に失敗しても惜しくないお金を入金します。

そして、まずは小額で、知っている企業の株を買ってみる。

 

これができれば、「とりあえず」あなたも個人投資家の仲間入りです。

始めてしまえば、あとは参考書籍やネット上の投資関連記事などを通してじっくりと株式投資の学習をしていけば

だんだんと株式を買うことや売ること自体に抵抗はなくなります。

失敗を恐れずに挑戦してみましょう。

 

3.株式を適当に買う!買い方のポイントと注意点とは

ここでは、投資初心者向けに株式を選ぶポイントと注意点を紹介します。

株を選ぶポイントは大きく3つあります。

  1. まずは身近な企業の株を買ってみる。
  2. 基本は国内株
  3. 株式市場をチェックする。

あまり考え込んでしまうと、なかなか先には進めません。

しかし、考えなくても「とりあえず買ってみる」というのは、意外とやろうとすると難しいかもしれません。

上記のポイントをふまえた上で、どの株にするか検討してみてください。

 

また、株式を買うとき、以下のことに注意すると良いでしょう。

  1. 1つの株式に資金を集中させてしまうこと。
  2. 投資方法をコロコロ変えること。
  3. 利益に固執しすぎること。

1つの株式に資金を集中させることで、利益は大きくなる可能性がありますが、同時に損失が大きくなる可能性も含んでいます。

また、投資方法を目先の利益を基準にして変更してしまうことも損をしやすくなる原因になりますので注意が必要です。

そして、最後に、投資初心者が一番陥りやすいのが、利益に対して執着しすぎるということです。

株式投資は損をするリスクがつきものです。利益ばかりに囚われず、ある程度の損失を受け入れることも重要です。

 

3-1.長期目線で考えよう

株式投資に限らず、資産運用、投資は基本的には長期目線で行うものです。

目先の利益や損失に囚われると、投資方法を途中変更させたりする原因になりますので、
投資初心者には特にこの「長期目線」で株式投資をしていきましょう。

 

3-2.価格が上がりそうな銘柄に投資しよう

株式投資の初心者が初めて銘柄を選ぶ場合は、いつもよく目にする製品を作っていたり、
人気のサービスを提供していたりする身近な企業の株に投資するのがおすすめです。

思いつく限りの企業をリストアップした上で、さらに、価格が上がりそうだと思える銘柄を選択すると良いでしょう。

 

具体的に「価格が上がりそうだ」と判断する材料のひとつとして、「投資家の人気」があります。

株を買いたい投資家が多いほど株価は上がるので、人気が出そうな銘柄を買うのも、もうけを増やすことにつながります。

人気になりそうなテーマや商品などにいち早く気づき、関連する株を買うことができれば、もうけを大きくすることができます。

 

次に、景気の先行きを見通し、銘柄を決定する方法もあります。

どの企業の株が上がるかというのは、景気の状況に左右されることが多く、
おおむね「好景気で売り上げが増える」「不景気でも需要がある」のどちらかで判断されます。

好景気に株価が上がりやすいのは、高額な商品を扱う自動車メーカーや百貨店などで「景気敏感株」と言われます。

逆に不景気に強いのは、常に一定のニーズがある医薬品や食品、ガスなどの企業の株です。売り上げが景気に左右されず、株の値動きも穏やかなため、守りの株という意味で「ディフェンシブ銘柄」と呼ばれます。景気が悪くなってくると、こうした株への需要が増えるため、景気敏感かぶと比べると値上がりしやすくなります。

 

普段から、新聞やニュースに目を通し、世界情勢に対して興味を持つことで、株価の上がりそうな銘柄を発見することが楽しくなるはずです。

 

4.「株式を適当に買う!」これが投資活動の入り口になる理由と買い方のポイントとは|まとめ

株式投資をすれば、値上がり益でもうかったり、配当金や株主優待が受けられたりするなど、たくさんのメリットがあります。

ただし、投資にはリスクがつきものです。

<株を選ぶポイント>

  1. まずは身近な企業の株を買ってみる。
  2. 基本は国内株
  3. 株式市場をチェックする。

<株式を買うときの注意す点>

  1. 1つの株式に資金を集中させてしまうこと。
  2. 投資方法をコロコロ変えること。
  3. 利益に固執しすぎること。

上記の株式を買うポイントと注意点を踏まえて、長期目線で株式投資を始めていきましょう。

特に短期間での値上がり益を狙おうと売買すると、大きく株価が下がって、お金を失ってしまうことも多々あります。

ですから、まずは少額から「適当に株式を買ってみる」ことが株式投資の入り口となるので、
失敗を受け入れて始めることをおすすめします。

 

 

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