投資家になろう!投資家になるための方法とはじめ方

青木博史

1.はじめに

皆さんは「個人投資家」についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

  • お金持ちにならないとなれるわけがない
  • 普通のサラリーマンにはなれるわけがない
  • 特殊な才能が必要

このようなイメージをお持ちなら、それは違います。

投資家になるためには、特に何の資格も必要ありませんし、多額の資金も必要ありません。

株式投資、投資信託、FXなど。
何らかの投資をしていれば、個人投資家を名乗ることができます。

誰でも投資家になることはできるんです。

この記事では、投資家になるための方法とはじめ方についてお話しします。

 

2.個人投資家とは

個人投資家とは、個人で投資を行っている人のことです。

個人の反対は、法人ですから、証券会社や投資ファンドなど法人として投資を行なっている事業者(機関投資家)と反対の立場で投資活動をしている人のことを指します。

機関投資家は顧客から預かったお金を運用し、そこから得られた利益から手数料として自分たちの取り分を得ます。

それに対して、個人投資家は自分のお金を投じて自分の資産を運用することを目的に投資を行なっています。

個人投資家とは、個人の資格で投資を行っている人のことです。個人の反対語は法人なので、証券会社や投資ファンドなど法人として投資を行っている事業者(機関投資家ともいいます)と対極の立場で投資活動をしている人のことを指します。

ということで、投資や資産運用を個人で始めるだけで誰でもカンタンに個人投資家デビューできます。

 

2-1.個人投資家への注目が集まる理由

今、投資が密かに注目を集めています。
投資ブームは、景気の良い時に来ると言われていますが、現在は株価は上昇しているわりに不景気です。

なぜ不景気なのに投資が注目を浴びているのか。

その理由には以下の3つのことがあげられます。

  1. 老後資金2000万円問題
  2. 経済状況の悪化
  3. 雇用の不確実性

いずれも、経済的な不安が原因であると考えられます。

コロナウィルス感染拡大に伴い、経済状況は大きなダメージを受け、国の借金も増加。
サラリーマンの収入も増加する気配はなく、リストラ対象年齢の引き下げなども
投資が注目を集める要因になっているといえます。

不安定で不透明な経済状況の対応策として、投資に対する期待感は大きくなっています。

 

2-2.個人投資家になる方法

不動産投資やビジネス投資ではなく、株式投資や不動産リートなどのペーパーアセット(権利資産)や、FXなどで個人投資家になるのであれば、特別な準備はいりません。証券会社などに口座開設をし、資金を入れればすぐに始めることができます。投資活動を始めたら、個人投資家デビューです。

しかし、不動産投資やビジネス投資の場合は、すぐ思い立ってすぐにできるものではありません。
不動産投資であれば、物件を見つける以外にも、金融機関との交渉などにも時間や経費がかかります。
ビジネス投資も同様に、権利資産と違い、そんなにカンタンに始めることはできません。

そのことをふまえた上で、投資家になるには、以下の3つが必要になります。

  1. 投資資金を貯める
  2. 投資手法を知る
  3. 実際に投資して練習する

投資を始めれば、確かに個人投資家になることができるのですが、
儲かる投資家になるには、時間がかかります。

そのことを忘れないで、個人投資家としてのスキルを磨いていくことが大切です。

 

2-3.投資の始め方

投資は今の時代100円からでも可能ですが、投資資金が小さければ小さいほど、利益を出すことはできません。ある程度の投資資金の準備が必要です。

金額は人によりさまざまですが、もしも専業の個人投資家として生きていきたいと思うのなら、最低200万円くらいは投資資金として準備したほうが良いでしょう。

また、投資は始めれば必ず儲かるというものではありません。ですから、一つの投資手法に全資産を突っ込むという考え方ではなく、

自分の資産をどのような投資商品に分散投資していくのかのポートフォリオを組み、まず小額から練習をしながら、投資資金を貯めるというのが理想的な始め方です。

そのためにも、投資手法を学習し、それぞれの手法のメリットとデメリットについて理解することと、実際に投資を経験するためにデモトレードなどで練習をすることも大切です。

最初から大きな金額で投資をし、「儲けるぞ!」と意気込むと、冷静な資産運用は出来なくなります。

デモトレードや小額でのトレードの練習をすることによって、投資についての学びは深まります。

 

3.投資初心者におすすめの投資方法とその理由

投資のスタイルはさまざまで、人により向き不向きは異なります。

ここでは、投資初心者にとって入門としておすすめの投資方法とその理由について解説します。

 

3-1.投資信託

投資信託とは株式や債券、不動産などに投資をしている金融商品です。

投資信託の運用はプロのファンドマネージャーが行なっているので、資産運用に詳しくない投資初心者でもはじめやすい商品です。

テーマを持って複数の株式や債券、不動産などに投資しているため、1つの投資信託で手間なく分散投資をすることが可能なのが魅力です。

投資初心者におすすめの投資方法は、小額での積み立て投資信託が可能な積み立てNISAや、
ある程度の資金で投資できる一般NISA制度を利用し、税制面での優遇を活用する方法です。

また、確定拠出年金iDeco(イデコ)を利用するのもおすすめです。

理由は投資信託で利益を出した際の税金が免除されること。
小額からの投資が可能なことがあげられます。

投資初心者であれば、このような制度を活用することから投資活動を始めてみてはいかがでしょうか?

 

3-2.株式投資

株式投資は最も知られた投資方法です。

株式投資はカンタンに説明すると、株価が安い時に買って、買った時の価格よりも高くなったら売却する。
その売買差益で利益を出す投資商品です。

投資初心者におすすめな投資方法としては、長期投資の目線で小額から株式投資を始めていくというやり方です。

株式投資の代表的な取引手法はデイトレードではありますが、デイトレードは株式投資に慣れていないと難しい方法です。

株価が自分の予想外の方向に動くと大きなマイナスになる可能性もあるので、損失を回避するために十分注意しながら取引することが重要です。

 

3-3.FX

FXとは外国為替証拠金取引のことを言います。カンタンに説明すると、FXはレバレッジという手元資金の数倍の取引ができる仕組みを使って外貨預金の取引をすることです。

日本国内のFX口座での取引の場合、最大25倍、海外口座での取引の場合は500倍以上(FX業者によります)で取引をすることができるので、資金が小額でも大きな利益を出すことができます。

FXは夢のある取引ではありますが、その分リスクがとても高い商品です。FXのメリットは手元の資金が少なくても利益を出すことができることですが、デメリットは短期間で大きな損失を出す可能性があることです。

トレードの練習をするつもりで、デモトレードでの実践や、海外のFX会社のマイクロ口座(小額取引が可能な口座)でリアルトレードの実践をしていくと良いでしょう。

 

4.まとめ|個人投資家として成功するためのポイントは?

投資を始めたら、儲かる儲からないに関わらず、もう個人投資家の仲間入りです。

個人投資家として成功するためには、

  1. 投資資金を貯める
  2. 投資手法を知る
  3. 実際に投資して練習する

この3つのことをすることが重要です。

失敗や損失を出したときに「なぜ、失敗したのか」を丁寧に分析し、時間をかけて投資の知識を高め、
投資経験を積み重ねながら、投資家としてのリテラシーを持ちましょう。

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