株式投資の勉強で読むべき投資本はこの12冊!

青木博史

Contents

1.株式投資は本での勉強もおすすめ

株式投資に必要な情報を知るために、noteやTwitter、Google検索を活用するのも良いですが、本で勉強するのもオススメの方法の一つです。

この記事にたどり着いた方は、

・株式投資で運用を始めるための基礎知識を勉強できる本が知りたい

・実際に株の投資家として成功している「ロールモデル」となりうる方の本を読んで勉強したい

・株式投資を始めるために必要な『投資家』の考え方を勉強できる本が知りたい

という方が多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、株式投資の知識を学べる本を以下の4つのテーマに分けて、その魅力や概要を紹介したいと思います。

①株式投資の基礎知識を勉強できる本

②ロールモデルを見つけて勉強するためにオススメの本

③株式投資を始めるときに役立つ思考を勉強できる本

④「投資」「お金」について勉強できる本

それでは次の章以降で、それぞれのテーマに合致した本について一緒に確認していきましょう。

 

2.株式投資を勉強するなら読むべき12冊の本はこれ!

◇株式投資の基礎知識が勉強できる本

1.めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版(ダイヤモンド・ザイ/編 ダイヤモンド社)

2.株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版(足立武志/著 ダイヤモンド社)

◇ロールモデルを見つけて株式投資の勉強をするためにオススメの本

3.投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人/著 星海社)

4.バフェットの投資原則 – 世界No.1投資家は何を考え、いかに行動してきたか(ジャネット・ロウ/著 平野誠一/翻訳 ダイヤモンド社)

◇株式投資を始めるときに役立つ思考について勉強できる本

5.金持ち父さん貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学(ロバート・キヨサキ/著 筑摩書房)

6.となりの億万長者〔新版〕- 成功を生む7つの法則(トマス・J・スタンリー/著 ウィリアム・D・ダンゴ/著 斉藤聖美/翻訳 早川書房)

7.敗者のゲーム(チャールズ・エリス/著 鹿毛雄二/翻訳 日本経済新聞新聞社)

8.ウォール街のランダムウォーカー(バートン・マルキール/著 日本経済新聞新聞社)

◇「投資」「お金」ついて勉強できる本

9.インベスターZ(三田紀房/著 講談社)

10.年収200万円からの貯金生活宣言(横山光昭/著 ディスカヴァー・トゥエンティワン)

11.誰も教えてくれないお金の話(うだひろえ/著 泉正人/監修 サンクチュアリ出版)

12.図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(山崎元/著 文響社)

それでは次の章以降で、それぞれのテーマに合致した本について一緒に確認していきましょう。

 

3.株式投資の基礎知識が勉強できる本2選

この章では、株式投資の基礎知識を勉強するのにオススメしたい、投資本についてご紹介します。

それでは一緒に見ていきましょう。

3-1.めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版(ダイヤモンド・ザイ/編 ダイヤモンド社)

<amazonより>

45万部突破のベストセラーの改訂新版の登場です!

知識ゼロからわかる一番やさしい株の教科書として定番の一冊。

オールカラー、豊富な図解、どこよりもやさしい解説…なのに本格派。

株って何? どうやったら買えるの? 何を買えばいいの?

といった素朴な疑問から丁寧に答えます。

PER、PBR、チャートも解説。

 

<おすすめポイント>

株式投資を全くしたことのない初心者でも、わかりやすいイラストや図解入りです。

知識がなくてもこの本を読めば、株式投資に関する最低限の知識が得られます。

初心者にはおすすめの一冊です。

株式投資の最初の教科書として役に立つはずです!

 

3-2.株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版(足立武志/著 ダイヤモンド社)

<amazonより>

個人投資家に大人気ベストセラーの『株を買うなら最低限知っておきたいファンダメンタル投資の教科書』が、事例を最新のものに替えて、昨今の日本株相場に対応した内容にアップデートして、改訂・再登場いたしました。

本書は2012年の初版から6年間、企業業績をもとにした銘柄選びのバイブルとして、
投資初心者からセミプロまで、幅広く支持され続けています。

今回の改訂で、ファンダメンタル投資の教科書として、これから先も長く使える一冊になりました。

すべての個人投資家に知っておいてほしい基本を網羅。

有力個人投資家からの口コミで高く評価されている一冊です。
日本株で儲けたい人にとくにおすすめです。

 

<おすすめのポイント>

株式投資を始めるにあたって、どの会社の株を買えばいいのか、銘柄選びは悩みどころです。

このファンダメンタルの教科書では、銘柄選びのコツや考え方などが詳しく説明されています。

株式投資を始めるなら読んでおきたい一冊です。

 

4.ロールモデルを見つけたい人が読むべきおすすめ投資本2選

株式投資で資産運用を始めるには投資やお金に対するロールモデルを見つけることも必要です。

ロールモデルとは、いわゆる「お手本となる人」のこと。

そして、ロールモデルを見つけてその人をお手本に投資信託の勉強を進めたいという人におすすめしたい本が次の2冊です。

 

4-1.投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人/著 星海社)

<amazonより>

人生でいちばん大切なカネの話をしよう
本書は、私が投資家として20年以上かけて考えてきた「お金の本質とは何か」の結論を一冊に凝縮したものです。特に、これからの日本を担う10代、20代に読んでもらいたい。なぜならお金について考えることは、自らの「働き方」や「生き方」を真剣に考えることと同義だから。若いうちにお金の見方が変われば、自分の人生や社会に対する見方も大きく、良い方向へと変わっていくでしょう。理想論を言っているのではありません。お金の本質を全く考えずに良い人生を歩んでいくのは、現実的に不可能なのです。カネの話は汚い、金儲け=悪だと思っている人は、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出しているのかもしれませんよ。

 

<おすすめのポイント>

こちらは、投資の知識ではなく、お金への姿勢や考え方を説いた本。

高い運用実績を出し続けているカリスマ・ファンドマネジャーの藤野氏が、利益だけではない、投資によって世の中にお金を投じる意味を、わかりやすく語っています。

「お金の本質とは何か」が勉強できる本です。「カネの話は汚い、金儲け=悪だと思っている人は、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出しているのかもしれませんよ」という藤野氏。

投資を通した世の中の見方、社会の見方がわかってきます。「清貧」でもなく「汚豊」でもなく「清豊」に生きようという問いかけが印象的です。投資をただのマネーゲームにしたくないなら、読んでおきたい一冊です

 

4-2.バフェットの投資原則 世界No.1投資家は何を考え、いかに行動してきたか(ジャネット・ロウ/著 平野誠一/翻訳 ダイヤモンド社)

<amazonより>

■長者番付世界一の成功哲学とは何か?
投資の腕をあげたければ、達人のやり方を学ぶのが一番だ。わずか1万ドルを元手に、株式投資だけで総資産620億ドルを築いた希代の投資家の哲学と手法を、その言葉と行動から解き明かす。新版では、バフェットの社会貢献に関する章が新たに加わり、投資の達人が人生の達人でもあることが明らかにされる。

■バフェット語録
「絶好の投資機会がやってくるのは、エクセレント・カンパニーと称される優良企業が異常事態に直面し、株価が適切に評価されなくなるときです」

「目をつけた企業の年次報告書を読み、次にその企業のライバル会社の年次報告書を読みます。これが主たる情報源です」

「投資は合理的に行わなければならない。もしそれがわからないなら、投資などしないことだ」

「リスクとは、自分が何をやっているかよくわかっていないときに生じるものです」

「失敗した場合でも、そのいきさつを説明できるようにしておきたい、と私は考えています。つまり、自分が完全に理解していることしかしたくないのです」

「もし投資に数学が必要だとしたら、私はかつて携わっていた新聞配達の仕事に戻らねばならないでしょう。実際、私は投資という分野では、代数の知識の必要性を感じておりません。企業の真の価値を探ることがその根幹にあるからです」

「成功とは、自分を愛してもらいたいと思っている人たちに愛してもらえることです」

「私は、どこかの会社がコスト削減に乗り出したというニュースを耳にするたびに、この会社はコストというものをちゃんと理解していないと思ってしまいます。コストの削減は一気にやるものではない。朝目覚めたときに『さて、息でもするか』などと考えないように、本当の意味で優れた経営者は、『よし、今日はコストを削減するぞ』などと考えたりしないものです」

「バカでも経営できる企業を探しなさい。いずれ、そういう人間が経営者になるのだから」

「大事なのは、自分が好きなことをとびきり上手にやることです。お金はその副産物にすぎません」

「企業経営でも投資でも、私は同じようなことを感じています。並外れたことをしなければ並外れた業績をあげることはできないとは必ずしも言えない、ということです」

「周囲の人からそれなりの評判を得るには20年かかる。でも、その評判はたった5分で崩れることがある。そのことを頭に入れておけば、今後の生き方が変わるはずだ」

「習慣の鎖は非常に軽く、普段はその存在にさえ気がつかない。だがこれを断とうとすると、非常に重く断ちがたいものであることがわかる」

■著者紹介
ジャネット・ロウ(Janet Lowe)
フリーのジャーナリスト。おもな著書に『ビル・ミラーの株式投資戦略』『ジャック・ウェルチ はっきり言おう!』(ダイヤモンド社)などがある。ニューズウィーク誌のほか、クリスチャン・サイエンス・モニター、ロサンゼルス・タイムズ、サンフランシスコ・クロニクルなど新聞への寄稿も多い。

 

<おすすめのポイント>

株式投資だけで総資産620億ドルを築いた希代の投資家の哲学と手法を、その言葉と行動から解き明かす一冊です。

投資の腕をあげたければ、達人のやり方や考え方を勉強しましょう。

新版では、バフェットの社会貢献に関する章が新たに加わり、投資の達人が人生の達人でもあることが明らかにされています。

バフェットの考えや行動から投資を勉強したい人にはおすすめの1冊です。

 

5.株式投資を始めるときに役立つ思考法が身につけられる本4選

株式投資で資産運用をするには知識が必要と思って本を読もうと考えている方は多いのではないでしょうか。

しかし、実際には投資は知識だけではなく思考も大切です。

株式投資を始めるときに役立つ思考についての本は次の3冊です。

 

5-1.金持ち父さん貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学(ロバート・キヨサキ/著 筑摩書房)

金持ち父さん貧乏父さん

<amazonより>

オリエンタルラジオ 中田敦彦さん「YouTube大学」で紹介、大絶賛!
「正直むちゃくちゃ面白かった。するする読めるし分かりやすい。
お金に関してちゃんと勉強しないってことがいかに辛く惨めな人生の始まりかということを叩きつけてくれる。」

お金の力を正しく知って、思い通りの人生を手に入れよう。
変化の時代のサバイバルツールとして世界中で読まれ続けるベスト&ロングセラー、待望の改訂版。

□最初に読むべき「お金」の基本図書
毎年多くの「お金」に関する本が出版され,書店に並び、そして消えていきます。
そんな状況の中で、「金持ち父さんシリーズ」は刊行から20年経った今でも変わらず多くの支持を得ています。

その第1作目である『金持ち父さん 貧乏父さん』は、時代が変わっても古びない原理原則を示す「お金」の基本図書。
「目からウロコの連続でした! 」という声が絶えず寄せられ、これまで数多の人々の「お金観」を変えてきました。
日本やアメリカのみならず、本書が刊行された2013年時点で51ヶ国語に翻訳され、109ヶ国で読まれています。

 

<出版社より>

なぜ、今改訂なのか。それには重要な理由があります。

□激動の時代を乗り切る手段として

一流大学を卒業すれば一流企業に就職できて、一生安泰の良い人生。
そんな時代はもう終わりました。
「年功序列」「終身雇用」の神話が崩れ去っただけでなく、正社員として一生懸命働いても、生活に困る暮らしを強いられる人が現在急増しています。

つまり、会社に属してただ働くだけでは生きていけない、そんな時代に突入しているのです。
格差を社会や組織のせいにするのではなく、ファイナンシャル・リテラシーを身につけることで、時代を乗り切ることが求められています。
激動の時代だからこそ、金持ち父さんの教え=お金を動かして人生を幸福に過ごすための哲学が必要です。
それを知っていれば、人生の選択肢が大いに広がっていくからです。

□若い人がより希望を持って生きていくために

20代の若い人たちは、バブル崩壊とともに誕生し、もはや経済成長を期待できないなかで大人になった世代です。
そして現在、過去に類を見ない就職難に苦しんでいます。
就職できたとしてもブラック企業での就労で疲弊し、心身に不調をきたす…など、未来に「希望」を持てない状況が続いています。

そんな状況から脱し、厳しさを増した時代においてもよりよい人生を生きていくためには、金持ち父さんのような会社でお金のために働く「以外」の考え方が必要です。
実は本書の読者の約半分が20代。
「自らの力で生きていくためのバイブル」として本書はますます必要とされています。

しかしそれを、学校や周囲の大人は教えてくれません。
だからこそ「金持ち父さんの教え」を今一度手に取り、物質的にも心的にも人生を楽しむ余裕を手に入れてほしいのです。

□時代にフィットした内容を加筆、さらに読みやすく

刊行から20年。
当時と今の状況は大きく変化しています。
具体的には、アメリカではサブプライムローン問題が噴出し、さらに全世界を巻き込むリーマン・ショックが起こりました。
今回の改訂では、最新の状況により適した内容を加筆修正。
また綿密に文章を見直し本当に必要な部分だけを抽出することで、教えの軸となる考え方をよりわかりやすく説明しています。
1度読んだ方にも再読の価値がある本に仕上がっています。

 

<おすすめのポイント>

これから投資をしたい、資産運用をしたいという投資初心者にとって、刺激的な一冊となる考え方が書かれた本です。

お金や人生に対しての考え方や哲学を教えてくれる、代表的な本。

投資以外にも役立つヒントがたくさんあります!

 

5-2.となりの億万長者〔新版〕- 成功を生む7つの法則(トマス・J・スタンリー/著 ウィリアム・D・ダンゴ/著 斉藤聖美/翻訳 早川書房)

<amazonより>

橘玲氏推薦! 世紀を超えて読まれ続けるロングセラー!

億万長者(ミリオネア)は特別なひとたちではない。
常識とわずかな努力で、誰でもお金持ちになれる。
膨大なインタビューから「億万長者」の実像を描いた古典的名作。

億万長者とは、実際どんな人々なのか?─アメリカ富裕層研究の第一人者であるスタンリー博士とダンコ博士は、
1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査。
結果は驚くべきことに、彼らのほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人々」だったのだ!
では億万長者でない普通の人々や、所得は多くても資産の少ない人々と、彼らはいったいどこが違うのか?
本書は、そうした本物の億万長者の日常の暮らしぶりから学ぶべき「7つの法則」を導き出し、成功と幸福を手に入れたい読者に伝授する。
多くの読者を得た実績あるロングセラーが、コンパクトな〔新版〕として登場!

 

<おすすめのポイント>

見た目は普通の人なのに、実は億万長者(ミリオネア)だったという「となりの億万長者」。

この本は、1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、実際はどのような消費行動をしているか、どのように蓄財してきたかなどの統計をとっています。

資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に分類した結果はたいへん勉強になる内容です。お金持ちは派手なイメージがありますが、実際は質素で倹約家が多いというのははっとさせられることでしょう。調査はアメリカが舞台ですが、普遍的な真理は日本でも同じです。お金の使い方に対する意識が変わる本です。

 

5-3.敗者のゲーム(チャールズ・エリス/著 鹿毛雄二/翻訳 日本経済新聞新聞社)

<amazonより>

【内容紹介】
全米累計100万部を超えるロングセラーの最新版。
プロ・アマ問わず幅広い投資家に向けたメッセージとして、時代を超えて読み継がれる運用哲学のバイブル。

資産運用に、難しい専門知識はいらない

激しく変動するマーケットに右往左往する。当初立てた投資計画を無視して、高値で買って安値で売ってしまう――投資家ならこういった経験があるはずだ。この先、ITバブルやリーマンショックに遭遇したら、どうすればよいのか? 本書はそのための現実的な対応を教えてくれる。

投資で成功するというのは、難しい証券分析などの専門知識や経験を身につけることではなく、ましてや短期的に市場を出し抜こうとすることでもない。市場平均利回りを上回る(=市場に勝つ)ことがきわめて難しくなった今、最も簡単かつ結果の出る方法は、インデックス・ファンドを活用することである。

「運用機関が市場に勝てないのであれば、市場を忠実に反映する、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだ。インデックス・ファンドは、面白くもおかしくもないが、とにかく結果が出る。 (中略) 長期的にはほとんどのポートフォリオ・マネジャーを打ち負かしている」 (本書より)

「投資に成功するということは、値上がり株を見つけることでも、ベンチマーク以上の成績をあげることでもない。自ら取りうるリスクの限界の範囲内で、投資目的達成のため、市場の現実に即した長期的な投資計画、特に資産配分方針を策定し、市場の変動に左右されず、強い自己規律の下で、その方針を守ってゆく、ということだ。そうすれば、長期的な経済成長に見合う各資産の長期リターンを獲得することができる」 (訳者あとがきより)

 

<おすすめのポイント>

「敗者」とは、私たち個人投資家のことです。運用の専門家と同じ土俵で戦い、勝つためには、市場を出し抜くことではなく、市場に負けない(=ミスをしない)、守りの投資が有効と説きます。その最も簡単で結果の出る方法は、市場平均を丸ごと買うこと、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへ投資することです。

また、この本は「単なる投資の指針にとどまらず、人の生き方に対する深い洞察と示唆に富んでいる」と「あとがき」で翻訳者の鹿毛氏は書かれています。まさに、投資経験を重ねた上級者が定期的に読み返したい本。勉強になります。

 

6-4.ウォール街のランダムウォーカー(バートン・マルキール/著 日本経済新聞新聞社)

<amazonより>

【内容紹介】
◆全世界で読まれている「投資のバイブル」
1973年の初版以来、全米累計150万部を超え、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラー、A Random Walk Down Wall Streetの最新版。本書の主張は「インデックスファンドへの投資がベスト」というシンプルなものだが、類書と異なる点は、なぜ他の投資方法がインデックス投資に比べて劣っているのかを、データを示してしっかり論じているところだ。過去のデータを鑑み、アクティブファンドの長期リターンが市場平均を下回ることを証明し、「猿がダーツで選んだポートフォリオを運用するのと等しい」とこき下ろすあたりは、読んでいて痛快かつ明快である。
硬派な内容でありながら、数式はほとんどなく、グラフや表を多用しており、初心者にも理解しやすくなっている。間抜けなテクニカル分析手法やチューリップからITに至るバブルの話など、読み物としても面白く読める。
◆改訂のポイント
本改訂では、第4章の「21世紀の歴史」に仮想通貨の話題を3項ほど追加したほか(仮想通貨はとんでもないバブル、実体のないいい加減なものと言い放っているが)、前回の改訂で追加した「第11章 「スマート・ベータ」は本当に役立つか」の章をさらに拡充。
スマート・ベータとは、時価総額(TOPIX)や株価(日経平均)のような”単純”な要素にウエイトを置くのではなく、「財務指標」や「株価の変動率」、「配当」など、より”スマート(賢い)”な要素にウエイトを置く考えのことで、日本でもETFや投資信託の拡充で関心が高まっている。本書ではより「リスクパリティ」(それぞれ保有する商品のリスクが均等になる考え)である投資手法を解説のメインに据えている。

<おすすめのポイント>

「敗者のゲーム」と並ぶインデックス投資のバイブルとして、今や全世界で読まれている本です。全米累計150万部を超え、1973年の初版以来、投資の名著として絶賛されるロングセラーです。「敗者のゲーム」より分厚い本で、様々なデータから、アクティブ運用よりインデックス運用が優れていることを深く検証していきます。「相場はランダムに動く」ことを前提に、テクニカルもファンダメンタルズも、あらゆる投資戦略は無意味と斬っていく展開は、気づきも多く勉強になります。

「ただインデックス・ファンドを買ってじっと持っている」戦略は、退屈で迷いが生じることも多いのですが、そんな時に読み返して軌道修正したい本です。

 

6.株式投資で資産運用する前に必要な「投資」や「お金」について学べる本3選

株式投資とは、資産を運用する方法のひとつです。

そして、資産運用とは、資金を投じることでお金を増やすことを言います。

つまり、株式投資で資産運用するということの目的は、『お金を増やすこと』なので、「投資」や「お金」についての勉強は必須です。

そこで株式投資を始める前に必要な「投資」や「お金」について勉強できる以下の4冊の本を紹介します。

 

6-1.インベスターZ(三田紀房/著 講談社)

<amazonより>

お金って何だ?
創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。彼らの使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった!
「この世で一番エキサイティングなゲーム
人間の血が最も沸き返る究極の勝負……

 

<おすすめのポイント>

投資の勉強も、漫画なら初心者から楽しく学べますね。こちらは中学生が主人公の、株式投資の学園漫画です。投資信託がテーマではありませんが、投資や運用全般の世界を知ることも大切です。

第一巻では、お金や投資の基本的な話から始まり、株式投資だけでなく保険など幅広いテーマが扱われています。ひきこまれるストーリー展開で一気に入っていけます。主人公と一緒に投資の世界を疑似体験してみましょう。内容は濃く、しっかり作りこまれており、投資の知識だけでなく、心構えや考え方も身につきます。中級者以上でも、読めば新しい気づきがあります

全21巻、読み進むうちに、主人公と一緒に楽しく投資の勉強ができるので、特に漫画好きの方にはおすすめの1冊です。

 

6-2.年収200万円からの貯金生活宣言(横山光昭/著 ディスカヴァー・トゥエンティワン)

<amazonより>

こんな時代だから、やっぱり私たち、貯金します!
「貯金」があれば、不安も不況もだいじょうぶ。
3800人の貯金ゼロ家計を再生させてきた凄腕コンサルタントが、
どんなに収入が少なくても、どんなにお金が貯められなくても、
一生使える「貯金力」を伝授します。
100年に一度の大不況。リストラ・派遣切り……。
お給料アップどころかボーナス大幅カット……。
不景気な話ばかり続き、先の見えない毎日の中で、ふと不安になりませんか?
老後は年金もらえるのかな?
病気になったらどうする?
リストラされたらどうしよう……。
でも、どんな不況も不安も、すべて解消してくれるのが、「貯金」です。
貯金さえあれば、確実に乗り越えられるのです。
そうは言っても、収入も少ないし、お給料だって上がりそうもない、
そもそも今だってムダづかいしていないんだから、貯金を増やすことなんてできない!!
そうお思いの方も多いことでしょう。
そんなあなたに、本書では、どんなに収入が少ないときでも貯金する技術=貯金力を、伝授します。
年収350万円、借金250万円の現状に絶望していた依頼者を、
年収は350万円のまま、借金ゼロ、貯金100万円に
復活させた、凄腕「家計再生」コンサルタントが、
たった90日で誰でも貯められるようになる貯金プログラムを初公開。
赤字家計が次々と再生していく、究極の貯金プログラムです。
そのために必要な、どんな人でもお金を貯められるゴールデンルール、
固定支出カットで収入アップする方法、等々
が惜しげもなく公開されています。
「貯金力」さえつければ、もう一生お金に困りません。
いっしょに貯金生活、はじめませんか?

 

<おすすめのポイント>

お金持ちでなくても、程よく節約をしながらゆとりのある生活をするための知恵がつまった一冊です。

節約をすることで我慢をした気持ちになるのは良くないですが

かといって、無駄使いばかりして貯金が出来ないという状態も精神的に良くありません。

貯金力をつけることで、投資に対する姿勢もただされていきます。

ぜひ、お金を貯めるということについても研究してみてください。

 

6-3.誰も教えてくれないお金の話(うだひろえ/著 泉正人/監修 サンクチュアリ出版)

<amazonより>

おかげさまで25万部突破!!

お金が貯まらないのって、そういうことだったの?
思わず「目からウロコ」が連続の誰も教えてくれないお金の話。
一生使える“お金の智恵”が詰まったコミックエッセイが登場!

横浜郊外でカフェを営む若夫婦。
お洒落で素敵な生活を送るハズが、家計の実態は火の車。
「なんで?どうして?」若夫婦がやってしまったお金の間違いとは…?

著者が、家計、会計、住宅ローン、保険、年金、資産運用、出産、
子育てについて、数多くの失敗を乗り越えて体当たりで学んでいく、
楽しくてタメになる一冊です。
つい誰かに話したくなるお金のトリビアが満載です。

 

<おすすめのポイント>

お金の管理に無頓着だった主人公(作者)が日々の生活やカフェの経営を通してお金について学んでいくお話です。

マンガを読みながら、説明も入っているので、初心者でお金について今まで学ぶ機会がなかった人にとってはとても読みやすく勉強しやすいと思います。

お金についての知識がない人には、マンガの内容とリアルな現実と照らし合わせてみると、自分の生活全般のお金に対する考え方の見直しにつながります。

楽しくお金について学びたい人にはおすすめの一冊です。

 

6-4.図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(山崎元/著 文響社)

<amazonより>

シリーズ30万部突破!
あの話題書がよりわかりやすくなって新しくなって帰ってきた

専門用語なし!
マイナス金利、北朝鮮問題にも対応!
とにかくわかりやすいお金を増やし方

●覚える金融商品は3つだけ!
●「年金360万の法則」老後の不安が解消
●素人が手を出してもいいハイリスク・ハイリターンの投資とは?
●がん保険は入る必要なし!
●家のローン返済は最強の投資

 

<おすすめのポイント>

資産運用・投資をする上で、お金の基礎知識は必須です。

この本では、専門用語を使わずに、お金についてわかりやすく解説されています。

全くの投資素人だった主人公の大橋氏が、お金のプロである山崎元氏に質問をしながら

投資について学んでいくという内容ですから、これから株式投資をしたいなと思っている人には

おすすめです。

 

7.まとめ|投資本を読んだ後には40秒勉強法を活用しよう!

いかがでしたでしょうか。

この記事では、投資初心者が株式投資について勉強するために読むべき本11冊を以下の4つのテーマに分けて紹介してきました。

①株式投資の基礎知識を勉強できる本

②ロールモデルを見つけて勉強をしたい人にオススメの本

③株式投資に役立つ思考を勉強できる本

④「投資」や「お金」について勉強できる本

 

最後に本で勉強した内容の記憶への定着率をよくするための、40秒勉強法について紹介します。

メンタリストのDAIGOさんがYoutubeで解説しているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

▼DAIGOさんの解説動画

超ざっくり説明すると、何かを学んだ後に40秒の復習を行おうということです。

これを実践することで記憶の定着率が段違いになります。

勉強をしてもすぐに忘れてしまうと悩まれている方には

40秒勉強法を実践し、知識を自分のモノにしていってほしいと思います。

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