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1.はじめに
株式投資や不動産投資、FX…クラウドファンディングなどなど。
投資にはさまざまな投資商品や投資方法があり、その目的や方法によって勉強する内容も違います。
例えば、投資の中でも一般的な「株式投資」は企業の株を購入して、株価の上昇によって利益を得る投資方法です。
株主優待や配当利回りによって稼ぐ方法もありますが、一般的には株価の上昇・下落幅で利益を得ています。
稼ぐ仕組みはシンプルで投資初心者でも理解しやすい内容ですが、実際に株式投資で儲けている人は少ないのが現実です。
そして、昔の株式投資は独学は必須事項となっていましたが、
勉強できる方法が近年増えつつあるので、株式投資初心者は選択肢が多すぎてどれが最適か判断しにくくなっています。
これから株式投資での独学のメリットや特徴、独学で勝てるようになるのか?といったことから、独学で投資の学習をする秘訣と対策について説明しますので、投資をはじめようとしている人は参考にしてください。
2. 投資を独学で勉強することは可能なの?
「投資を独学で勉強することは可能なの?」と、投資初心者の方は特にそう思うかもしれません。
なぜなら、何から始めたらいいのか分からない場合が多いからです。
答えばシンプル。独学で勉強することは可能です。
と言うよりも、今までの日本においては投資は独学で勉強しなければならないものだったと言うべきかもしれません。
理由は日本の教育プログラムの中に、実践的な投資手法に関するカリキュラムが含まれていなかったからです。
欧米諸国では、小学校相当年次の段階から簡単なフレームワークを用いた形で個人投資を経験できたり、
資産形成の重要性が説かれたりします。
これに対して日本の教育課程の中からは、小学生段階は当然のこととして
大学においてさえ、実生活に直結する形での投資手法について学ぶ機会が排除されているという実情があります。
ですから、日本で生まれ育った人間は、独学によってしか投資に関する手法を学べなかったのです。
投資を独学でしか勉強することができなかったのは、こうした日本の教育環境が要因という話なので、どうにもならないことですね。
では、そこで立ち止まらずに「どうやって適切に独学をするのか」ということを真剣に考えましょう。
投資は独学によってそのスキルを身につけるしかありませんが、どんな形の独学でも良いというわけではありません。
投資によって堅実な成果を出すためには、成果が出やすい独学方法を知る必要があるのです。
そこで以下では、投資を独学で勉強する方法についてお話させていただきます。
株式投資はチームプレーではなく個人で勝ちに行くものなので、色々な人達から学んでも最終的には自己判断になります。
独学で企業情報を得たり、チャート分析を学んだりすると一人で判断する能力が高まり、株式投資スキルアップの近道になります。
3.株式投資を独学ではじめるメリット
さて、ここからは株式投資を独学で学ぶメリットについて解説します。
株式投資を独学ではじめるメリット
- 失敗から学べるものが多い
- 人に株式投資のノウハウを教えられる
- 一人で戦う姿勢が整う
株式投資を独学で学ぶと、他の投資家達の取引方法ではなく独自の取引手法を編みだすことができます。
独自の手法を編みだすと、今度は教える立場になることが可能です。
株式投資に関する知識は学んだ人であれば教えることは可能ですが、手法は独自に研究しないと教えることが難しいので独学だからこそ手に入れられます。
3-1.失敗しても成功しても成長できる
独学で投資の勉強をして取引実践すると、失敗してしまうこともあります。
失敗=損失となり資産運用の観点からみるとマイナスですが、失敗を経験することによって学びは深まり今後の成長が見込めます。
投資で取引に失敗してしまった場合、自分が学んだ情報や売買スキルの問題点を調べます。
セミナーでの手法を取り入れて取引している人や学校で学んでいる人は、トレードの根拠を自分のちからで作り出せたわけではないので、独学で勉強している人と比較すると、問題点を見つけ出すことができない可能性が多々あります。
独学で取引判断をすると、自分の考えで動いているため、間違えている部分をシンプルにピックアップして修正することが必須になり、その部分でも投資力が鍛えられます。
3-2.教える立場になれる
独学で株式投資を学んでいる人は、稼げるようになると教える立場になれます。
他人の手法を教わって取引しているのではなく、独自で稼ぐ方法を編み出しているので、他者に方法を共有することができます。
「稼げる方法を教えることがメリットになるの?」と疑問に持つ人もいますが、手法を教えられるということはセミナーを開いたり、オンラインサロンを開催したりできる立場にあります。
稼いだ実績と独自の手法を使って商売することが可能になるので、投資で稼ぐ以外の稼ぎ方を選択することができます。
3-3.独立精神が強くなる
独学は常に一人でやっている作業なので、独立精神が強くなります。
セミナーやオンラインサロンで学ぶと、受講者内と仲良くなり1人で戦う意識が薄れてしまうこともあります。
しかし株式投資は最終的に自分の考えで売買判断するので、決断力が必要となります。
独学している投資家は決断力や自己判断での売買を初心者の頃からやっているので、他人の意見に流されることなく淡々と取引を進めることができます。
4.株式投資を独学ではじめるデメリット
株式投資を独学するスキルアップになるメリットが豊富に存在しますが、当然のことながらデメリットもあります。
デメリットもよく理解して、効率よく独学での勉強を進めることが大切です。
株式投資を独学ではじめるデメリット
- 仲間がいないので挫折しやすい
- 継続力がない人は失敗しやすい
- 偏った考え方になる可能性がある
株式投資を独学ではじめるという事は、個人で知識や情報を集めて学ぶことになります。
当然のことですが、投資の勉強は1日でどうにかなるものではなく日々積み重ねていく必要があるので一人で勉強を継続させていく必要があります。
他人からモチベーションをプッシュアップしてもらうこともないので、かなりの覚悟を持たないと挫折してしまいます。
気軽に投資で儲けようと思っていた人が独学すると、イメージしていたものと大きく違い諦めてしまう可能性があります。
4-1.仲間がいないので挫折しやすい
セミナーやオンラインサロンといった学ぶ人たちがいる場所では、投資について勉強している人たちと気軽にコミュニケーションを取ることができます。
損失してしまった出来事や、利確できた出来事を共有できるので、自分のモチベーションアップにも繋がります。
一方独学は共有できる仲間が居ない状態で投資を進めていくので、損失し続けている場合は一人で耐えなければいけません。
改善方法を人から教わることもできないので、挫折しやすい環境になってしまいます。
4-2.継続力がない人は失敗しやすい
独学は1日で終わるものではなく、毎日継続していく必要があります。
セミナーやオンラインサロンでも継続は必要ですが、受講者や教える側の人たちがいるので継続しやすい環境にあります。
独学で投資を学んでいる人は、自分に甘くしてしまうとスキルアップできない状態に陥ってしまいます。
独学のメリットは投資と素直に向き合い努力できることが前提なので、努力が苦手だったり自分に甘くしまったりする人は他の人に頼る方法をおすすめします。
4-3.偏った考え方になる可能性がある
独学は独自の手法を編みだすこともできますが、偏った考え方になってしまう危険性もあります。
成功できる独自手法を編み出した人は問題ありませんが、独学で自分の考え方を突き詰めて取引して負けている人は修正する必要があります。
独学で偏った考え方を持つと、「間違っているのではないか?」と考え方を変えてくれる存在がいないので負けが続いてしまいます。
独学で株式投資をはじめる時は自分の判断は正しいと思うのではなく、負けたときは自分に問題があると考えて行動しましょう。
5. 投資を独学で勉強する方法とは?
では、ここからは具体的な独学で勉強するための方法についてご紹介します。
5-1.本・書籍
本や書籍は投資について学べるとても有用な独学方法のひとつです。
ただし、どの本を選ぶかには注意をしてください。
その際、重要な観点は、「自分より成果の出ている人からの情報かどうか」です。
情報の厳選がされていないような粗雑な雑誌類からは何も学ぶことができません。
それどころか、間違った方向に進まされてしまう原因にもなりまねません。
投資は結果です。
結果を出していることが、投資手法の適切さの証明となります。
しかし、場の状況次第では、運次第で単発的な成功を手に入れられることもあるため、
短期的な結果ではなく、長期的に結果を出している人の情報を得るようにしましょう。
あくまでも、あなた自身よりも中長期的に大きな成果を出している人の著作物から知識を習得するようにしてください。
5-2.WEBメディア・SNS
WEBメディアからの情報も、投資を学ぶにあたっては有益な情報を提供してくれることがあります。
本や書籍と同様、自分より成果の出ている人の情報から学ぶという姿勢は維持しましょう。
ただし、ここにWEBメディアであるが故に注意を要する点があります。
それは、投資情報に対する信憑性です。
現在、デジタル技術が過度に進展しているために、画像情報などの加工が極めて容易となっています。
成果を示すスクリーンショットなども簡単に書き換えられるために、投資情報を配信している人の成果やコンテンツ自体に対する信頼性を正確に見極めなければいけません。
投資情報配信メディアのうち、あまりにも上手くいきすぎている情報に関しては手を出さないようにするなど、注意が必要です。
5-3.投資の実践
投資は実践です。
実践に勝る学習はないと言っても過言ではありません。
あらゆる物事について当てはまることですが、自らの経験からこそ深みのある学びは得られるものです。
失敗を客観的に分析し、その現実に対して下す冷静な自己評価こそが最高の教材といえます。
ただし、いざ実践をするにあたっては注意しなければいけないポイントがあります。
まずは、闇雲に投資と呼ばれるものすべてに手を出さないということです。
例えば、投資の対象として不動産が挙げられます。
不動産投資は有効な投資手段の一つですが、「とりあえず実践してみよう」という程度の心意気で手を出すものではありません。
手放したいときにすぐに売れないリスクや、金融機関などからの借入れ履歴に傷が付く可能性を孕むものだからです。
また、投資における欲と恐怖に支配され過ぎないという点にも注意が必要です。
投資を実践していると、いろいろな観点から感情が揺さぶられます。
感情の高まりを動機として行うものはただのギャンブルです。
冷静かつ俯瞰的な視点を育成しましょう。
6. 投資を独学で勉強する際の5つの秘訣
それでは、投資を独学で勉強する際の注意点を5つ紹介します。
独学とは、孤独な闘いです。
孤独に歩みだからこそ慎重であるべきですし、そこにある困難を乗り越えたときの実益は、すべて自身の手に入ります。
以下の注意点を意識しつつ、着実に投資の知識を獲得してください。
6-1.投資の本質を知ることを大切に
独学の際に重要な視点は、投資の本質を知ろうとする意識です。
独学で投資を学びはじめると、どうしても即効性のある方法や理屈に意識が流されてしまいます。
しかし、表面的な理論、短期的な成果は成長に繋がるものではありません。
投資とは、長期的に大きな成果を生み出すことによってはじめて成功という評価を得られるものです。
実際に長期間成功している人の話を聞いてみてください。
軽薄な理屈を語る人にはない、投資の本質を感じることができるはずです。
6-2.技術よりも感情が重要になる場面も多い
投資で長期的な成果を出すためには、技術はもちろんのこと、感情をいかにコントロールできるかが重要です。
実は、投資で成果を出すためには二段階のプロセスをスムーズに進める必要があります。
それは、「適切な投資方法を習得すること」と、「習得した投資方法を適切に実践すること」です。
そして、後者の投資方法を適切に実践する段階において、人間からは決して切り離すことができない「感情」が失敗を引き起こす可能性があるのです。
どれだけ正しい方法を知っていたとしても、お金が絡む、しかもその金額が多ければ多いほど、欲望と恐怖で心が揺さぶられます。
したがって、感情の起伏をコントロールする方法を身につけること、それが投資で成果を出すための大きな要因となります。
現在、投資で成功する資産家が少ないのは、「正しい方法を知らないから」だけではなく、「正しい方法を継続できないから」です。
多くの人が陥る失敗を犯さないように、精神的なタフさを磨いていきましょう。
6-3.辛抱のプレゼントはとてつもなく大きい
投資を実践すると、どうしてもすぐに成果を求めてしまいます。
ただ、本来個人に向いた資産形成方法とは、中長期的なスパンで複利を受け取ることによるものです。
これは、わずかな期間で実益が生じるものではありませんが、ほんの少し辛抱するだけで爆発的な成果をもたらします。
投資によって目覚ましい成果が得られるにはある程度の時間が必要です。
それまでの辛抱の時間こそが、やがて得られる満足のための投資と言えるでしょう。
6-4.投資の実行の前にメンターを見つけよう
投資を実践する前に、できることならメンターを見つけ、相談することをおすすめします。
それは、自分では状況を客観視できているつもりでも、案外人から見たら冷静な判断をできていないのが明らかな場合が少なくないからです。
当然のことですが、投資に踏み出してから投資前の状態に戻ることはできません。
投資を独学で勉強している間は、いざ投資に踏み切る前に一言相談をしましょう。
ただし、ただの友人や親戚に相談するのはNGです。
投資に関する判断は、常に自分よりも圧倒的に成果を出している人でなければいけません。
ぜひご自身のメンターを見つけ、その人に都度アドバイスを乞う姿勢を意識してください。
6-5.一人で投資を勉強しない方が良い人もいる
ここまで投資を独学でする方法についてご紹介してきました。
その上で、もう一度確認して欲しいこと。
それは、上記のことを知った上で「一人で投資を学べそうか?」ということです。
人によっては、独学が向かない場合もあるので、ここはしっかり確認して欲しいところです。
はじめに、「投資とは独学でするもの」というようなことをお話ししましたが、
そのプロセスの中で書籍を頼ったり、メンターを頼ったり、何かを手がかりにして進めていかなければなりません。
「何を活用して独学を進めるのか」ということを冷静に考えると、
自分にあった「独学」が、ひとりで進めるものなのか、それとも集団の中で進めるものなのか、
それは人それぞれに対しての適正があるはずなのです。
投資にチャレンジする人それぞれにとって、投資を学ぶための適切な方法は異なって当然です。
書籍や先人の教えのみで投資スキルを習得できる人(習得できていると客観的にも評価できる人)はそのまま歩みを進めてください。
しかし、少しでも不安があったり、自らの投資技術の確度を高めるために第三者の助言を求めたいと思うのであれば、メンターや仲間を探しましょう。
特に、メンターの存在は非常に重要です。
投資に関する具体的なアドバイスを得られるからだけではなく、そもそも筋の悪い話から身を守ることができるからです。
また、投資仲間の存在に勇気づけられることもあるでしょう。
孤独な闘いである投資において、孤独感やそれに伴う恐怖心を解消するために、共に成果を目指す仲間の存在はありがたいもののはず。
投資で成果を出すためには、継続性が必須です。
そのためには、見えない未来に踏み込み続けるだけの勇気が必要なのです。
独力では太刀打ちできそうにないという方は、ぜひメンターや仲間の力を借りてください。
5. まとめ:投資は独学できる?投資を独学で勉強する方法と成功の秘訣とは
この記事では
- 株式投資は人から知識を学ばなくても、独学で勝てること。
- そして、独学のメリット・デメリット、勝てるようになるための勉強方法・秘訣
について解説しました。
独学では投資の勉強なんて不可能なのではないかと、諦めてしまう投資初心者は多いと思います。
しかし、独学はむしろ投資をする上で重要な行動です。
学校やセミナーで基礎知識を学んでも、他人から教わっている感覚があるので身につかない場合もあります。
独学は学ぶ意欲を保つ必要があるため、続けることで投資に対する姿勢も整ってきます。
セミナーやオンラインサロンを絶対に取り入れるなという訳ではありませんが、
株式投資で勝ちたい人は独学を前提に置いて参加することをおすすめします。