【株投資】怖くて始められない人でもできる!始め方4つのステップとは

青木博史

1.はじめに

最近、よく耳にする「投資」「資産運用」という言葉。

テレビのコマーシャルや、ちょっとしたニュース、ドラマのテーマにまで
最近は投資が身近に扱われるようになりました。

しかし、株式投資には興味がある、でも何となく怖い…と思っている人はとても多いようです。

その怖さの理由は、何をすればよいかわからないからではないでしょうか?

そこで今回は、株式投資の未経験者や初心者の方が株式投資をはじめるにあたり、必要な4つのステップをご紹介します。

2.株式投資が怖い!は妄想

人生100年時代に突入した今、株式投資をやってみたい、という人が老若男女を問わずに増えてきています。

始めるなら、生まれたばかりの頃からやった方がいいくらい、投資は時間をかけるほどその素晴らしさが実感できるものですが、若い人だけでなく、歳をとってからでも、株式投資の素晴らしさを享受することはできます。

しかし、現実は、興味はあるのにそこから先へ進むことができない人がとても多いように見受けられます。
投資になかなか踏み出せない人に「なぜですか?」と聞くと、「具体的に何をやったらよいのかわからないので怖くて始められない」という人、実際多いと思います。
せっかく株式投資に興味を持っていても、何もしないのではもったいないです。

もしも、今、この記事を読みながら、「そうは言ってもやっぱり投資なんてリスク高そうだし、怖いよ…」と思うのなら、ここでその気持ちを一旦忘れること。

そして、ぜひ最後まで読んでみてください。

3.まずは株式投資について知ろう

株式会社とは、会社の一部(=株式)を持つ人(=株主)が出資することで成り立つ会社です。

株式会社の中には株式を自由に売買できる会社があり、これを公開会社といいます。

株式投資ではこの公開会社の株式を持つことで、様々な利益を得ることが可能です。

以下は株式投資のメリットです。
  • 株主優待をもらえることがある
  • 値上がりした時利益が出る
  • 会社の利益の一部を配当金としてもらえる

具体的にそれぞれのメリットについて説明します。

3-1.株主優待をもらえることがある

週刊誌やテレビで優待生活をしている人が取り上げられたことがきっかけで近年注目されているのが株主優待です。

もらえるものは様々で、その会社の製品・サービス・施設の優待券や商品券を手に入れることができます。
※必ずしも全ての企業が株主優待制度を設けているわけではありません。

例えば鉄道会社の場合、持っている株数に応じて優待乗車券などが送られてきます。

株主優待をもらうためには、指定された日付に株を持っている必要があることに注意です。また最低株数・保有期間に条件がある会社もあるので、事前に確認してから株を買いましょう。

3-2.値上がりした時利益が出る

「株で儲ける」と聞いた時、一番想像しやすいのがこの項目かもしれません。

株が値上がりする状況は会社の業績が良かったり、日本や世界の景気が好調な時が典型的です。こういった状況で株を持っていると値上がり益を受けることができます。

先ほどの配当金や優待に比べれば、値上がり益を貰えるかどうかは不確実です。しかしそれらに比べて格段に高い利益を得ることができます。

未来は誰にも想像できませんが、以下のような特徴を持つ会社は一般的に値上がりが期待できる傾向にあります。

値上がりを期待できる企業の特徴は…
  • 業績が数年間伸びている
  • 市場が拡大している領域でビジネスをしている
などです。
このような会社を見つけるためにも、四季報やその他、日頃から経済情報・ニュースのチェックをするとともに、意識して自分の周囲を観察することが大切です。

3-3.会社の利益の一部を配当金としてもらえる

会社が出した利益は、また別のビジネスに投資されることもあれば株主に還元されることがあります。還元の方法として最もポピュラーなのが配当金です。

 他には自社株買いなどがあり、近年拡大傾向にあります。

銀行預金の金利がほとんど0%に近い近年で、配当金は貴重な不労所得と言えます。

株を買った時の金額に対して何%の配当がもらえるかを表した指標として配当金利回りがあり、この数字は日本株の平均で約3%弱です。

銀行預金と違い元本保証ではありませんが、格段に良い利回りを得ることが期待できますね。

配当金利回りが高い株は魅力的ですが、10%以上などあまりにも高い株は値下がりリスクが大きいので注意しましょう。

4.初心者でもわかる株式投資の始め方4つのステップ

株式投資の流れは以下の通りです。一つづつ見ていきましょう。

株式投資の4つのステップ
  1. 証券会社に口座を開く
  2. 初心者向けの株式投資の本を読む
  3. 実際に小額で売買をして経験値を上げる
  4. 投資する会社を探す

それでは、この4つのステップについて具体的にひとつひとつ見ていきましょう。

4-1.証券会社の口座を開く

株式投資をするのであれば、当然ですが証券会社に口座をつくる必要があります。なにはともあれ、まずは証券会社に口座を作りましょう。

実は非常に多くの方が、株式投資にせっかく興味を持っているにもかかわらず「証券会社に口座をつくる」ことすらできずにいるのです。でもそれでは、永遠に株式投資のデビューができません。

今はネット証券であれば簡単に口座を開設することができます。手数料も無料ですし、それほど時間もかかりませんから、おっくうがらずに、さっそく口座開設画面からスタートしてください。

なお、口座開設時には、一般口座のほか、特定口座を選ぶことができます。特定口座は税金計算を証券会社が代わりにしてくれるとても便利な口座です。

特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2つがありますが、筆者は「源泉徴収あり」をおすすめしますし、実際に筆者自身もそうしています。
また、配当金の受け取り方法を「株式数比例配分方式」にしておくと、税金面で何かと便利です。
わからない用語ばかりかもしれませんが、選択したものをあとで変えることもできますから、よくわからないという方はまずは上に挙げたものを選んでおけばよいでしょう。

また、口座を作ってそのまま放置はNGです。
実際に売買をしようと思ったときに、入金方法が分からないなどの問題で、売買練習を先送りしてしまう原因にもなります。

小額でもいいので必ず入金まで完了させる=入金方法までマスターすることをおすすめします。

4-2.初心者向けの株式投資の本を読む

株式投資をはじめるときは、右も左もわからない状態だと思います。
そこで、初心者向けの株式投資の本を読んで、基本的な知識や用語を理解しましょう。

大きめの書店にいけば初心者向けの株式投資の本がたくさん並んでいます。その中からわかりやすそうなものを選んで読んでください。

ネット上でも、「初心者向けの株式投資オススメ本5冊」などのように、初心者が読んでおくとよい株式投資の本を紹介してくれているサイトも数多くあります。
そうしたサイトを参考にしても良いと思います。

4-3.実際に小額で売買して経験値を上げる

初心者向けの株式投資の本を読んでも、100%株式投資のことを理解できるわけではありません。やはり実際に売買を経験してみることが重要です。

そうしないと、もし「投資したい!」と思う会社が見つかっても、注文方法がわからないので、その会社の株を買うことをあきらめてしまうからです。

注文画面には、銘柄コード、指値(さしね)と成行(なりゆき)のどちらの注文にするか、指値注文の場合は注文価格などを入力する必要があります。
これらの用語の意味や注文の仕方は、初心者向けの株式投資の本に書かれています。そうした書籍やネット上の情報を収集し、それを参考にしつつ、実際に売買をしてみてください。

売買の練習をするときは、できるだけ1単位当たりの買いに必要なお金が小さいほうが抵抗感が小さいのでおすすめです。

たとえば、株価200円、100株で1単位の銘柄であれば、1単位の買いに必要な資金は2万円で済みます。

この株をまず100株買ってみましょう。200円で買えたとしたら、2万円分を買ったことになります。そしてその100株について、今度は売り注文を出してみましょう。すぐ売れば199円近辺で売れるはずです。

これで、「買う銘柄を選ぶ」→「買い注文を出して買う」→「売り注文を出して売る」という株式投資に必要な一連の流れを経験したことになります。

200円で100株買い、199円で100株売ると、その差は100円です。これ以外に多少の売買手数料もかかりますが、これは株式の買い方、売り方を実際に体験するための練習代と思ってください。

なお、どうしても実際のお金を使って練習するのは怖い!という方は、投資ゲームアプリなどを使って、まずは体験してみるのもいいでしょう。

4-4.投資する会社を探そう!

実際に売買のしかたがわかれば、その後は投資したい会社を探しましょう。

株式投資を始めたばかりの人が困ってしまうのが、「どの銘柄を選んで投資したらよいのか見当がつかない」ということです。

はじめのうちは、ネットの投資情報サイトやマネー雑誌で紹介されている「オススメ株」の中から選んでも良いと思います。
しかし、慣れてきたら、投資する銘柄は自分で選ぶようにしていきましょう。

銘柄選びを他人に依存すると、なかなか株式投資が上達しません。

投資対象とする銘柄の探し方はいろいろありますが、最初は生活の中でよく買う商品やサービスを提供してくれている会社をリストアップし、その中から投資対象を決めても良いでしょう。そして、少額でよいので実際にその会社の株を買ってみましょう。

そのうちに、今度は「会社四季報」を買って、その中からめぼしい銘柄を選んでみてください。

会社四季報はまさに個人投資家にとってのバイブルです。手元に1冊準備しておきましょう。
デジタルデータに慣れている方であれば、オンライン版でもかまいません。

誰でも最初の一歩は勇気がいるものです。少しずつ、投資活動を生活の一部にしていきましょう。

5.株式投資を始めたい方はネット証券口座がおすすめ

証券口座の中には伝統的な対面証券、パソコンやスマホでの取引が中心のネット証券があります。

おすすめなのはネット証券で、以下のようなメリットがあるのが理由です!

ネット証券がおすすめの理由
  • 少額から株式投資ができる
  • スマホから投資ができる
  • 手数料が安い

5-1.小額から株式投資ができる

様々な恩恵がある株式投資とはいえ、不景気の時や金融危機が発生した際は損をする可能性が高まると予測できます。

こんな時少額投資ができると、損失を抑えつつ株式投資の恩恵を受け投資経験を積めるのでおすすめです。

スマホ証券の中には1株から投資ができる証券会社があります。通常日本の株式は100株からしか購入できませんが、1株から購入することで小額投資を可能にしています。

1株から購入可能なため、分散投資をすることも簡単です。

投資先が一つしかない場合、その会社に何かあったら大損につながってしまいますが、複数社に分散して投資することでそのリスクを抑えることができますね。

1株投資ができる証券会社の代表例はLINE証券・SBIネオモバイル証券・大和証券が運営するCONNECTなどがあります。これからも新規参入が見込まれるので期待大!

5-2.スマホから投資ができる

日本の株式市場は9:00から11:30、1時間の休みを挟んで12:30から15:00が取引時間です。

日中仕事や学校に行っている人にとってはパソコンの前で腰を据えて取引するのが難しい時間帯ですね。しかしネット証券ならスマホから取引ができるので、休み時間や休憩の時に気軽に注文を出すことができます。

5-3.手数料が安い

株を取引するときには手数料がかかります。この手数料の安さもネット証券の大きな魅力。

店舗の窓口での取引と比較して、実店舗を持たない分、ネット証券はコストがかからないため、
一般的に取引手数料が格安に設定されています。

小額の取引で手数料も安ければ初心者の方も安心ですし、一日に何度もトレードしたい方もコストを抑えることができる。

一度の取引手数料の違いが、長い目で見ると大きな差になるので、この点だけでもネット証券はおすすめです。

6.まとめ|【株投資】怖くて始められない人でもできる!始め方4つのステップとは

株式投資は決してギャンブルではなく、人生を豊かにしてくれる立派な社会活動です。

しかし株式投資で人生を豊かにするには正しい知識と経験が必要になります。

今回ご紹介した投資を始める4つのステップ。

このステップは、リスクを抑えつつも投資経験を積みながら投資の勉強をする手順です。

ぜひ株式投資を通じて経済を知り、豊かな人生と財産を作りましょう!

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