投資信託はいくらから買って始められる?投資予算の決め方や注意点も解説

青木博史
青木博史

1.はじめに

投資信託と聞くと「リスクが高そうだから怖い」とか「それなりの資金が必要?」といった不安で踏み込めない人もいるかもしれません。

しかし投資信託は初心者でも始めやすく、毎月少しずつ手軽に投資できる点が人気を集めているのも事実です。そして、投資信託は、投資家のお金を少額ずつ集めてまとめて運用する商品です。

種類も多く小額でコツコツと買うこともでき、自分のライフスタイルに合わせた投資信託を選ぶことができる点では、投資初心者におすすめと言えます。

そこでこの記事では、

いくらから投資信託を購入できるのか?
実際に投資信託にチャレンジする場合、どれくらいの予算を見積もればいいのか?
“少額”とは具体的にいくらからがよいのか?

といった投資信託をするにあたっての疑問をテーマに解説します。

この記事を読んで得られること
  • 投資信託はいくらから購入できるのかが分かる
  • 投資信託はどのくらい買えばいいのか?投資予算の決め方が理解できる
  • 初心者が少額から投資信託を購入する場合に注意しなければいけないポイントが分かる

2.投資信託は100円から始められる

多くの投資信託は、最低購入金額を1万円程度に設定していますが、積み立てで投資信託を購入する場合は、100円から始められるものもあります。
少額でも中長期にわたって積立投資を続けていけば、複利効果の恩恵を受けた資産運用ができるのが投資信託のメリットです。

また、買い物時にもらえる各種ポイントやお釣りを投資に利用できるサービスもあります。
100円程度の少額で投資ができるだけでなく、買い物ついでに投資ができるのはメリットといえるでしょう。

投資信託は、何となく投資はハードルが高いと感じる人でも、スマートフォンのアプリから気軽に資産運用を始められるのが特徴です。

3.後悔しない投資信託の予算の決め方とは?

投資信託を始めるときは適切な投資予算を決める必要があります。出来る限り具体的にどれくらいの金額を用意する必要があるかを考えましょう。

漠然と短期で大きなリターンを望むと、それだけハイリスクな投資信託を選択することになってしまい危険です。
そのためにも、まずはプランを立てて時間や予算に合った金額を算出し、無理のないプランを選択しましょう。

ここからは、投資信託予算の設定方法について解説します。 やみくもに始めて失敗することのないように、気を付けてくださいね。

3-1.投資の目的を決める

まずは、何のために投資をするのかを明確にしましょう。

教育資金にしたい、住宅購入費の一部にする、といった具体的な目標金額と必要になる時期(期限)を決めてしまいます。 明確な目標を設定することで、投資に対するモチベーションを維持し、継続していける意思が保てるので、この目標設定は大切です。

また、明確なゴールがあるため、「目的資金が溜まったから」「利用タイミングが来たから」と売却するタイミングも明確になります。

リターンを求めすぎると、迷って何度も売り買いを繰り返すことになりますが、都度かかる手数料が資産を逼迫していくことになるので、目標を決めると無駄な売り買いを繰り返すこともなく、売却のタイミングに悩むことが少ないため、デメリットが少なくなると言えます。

3-2.投資に回す金額を決める

次は実際にどれくらいの金額を投資資産として使うかを決めます。

投資効果を考えると、1回の積立金額を多く投資したほうが、短い期間で利益がより多く得られる可能性が高いことは前述のとおりです。しかし生活費を削るなどして、無理な金額を投資に回すことは避けたほうがいいでしょう。投資はどれほどリスクの低いとされる商品でも、元本割れのリスクが必ずあります。投資に回すお金は、あくまでも「しばらくは使う予定のないお金」と心得てください

投資にいくら回せるかは、現在の自分の資産状況を明確にしてから判断することが大切です。これは自分のお金を、3つに分けて考えます。以下の(C)にあてはまるお金を投資信託にあてるとよいでしょう。

(A)毎月必要なお金、いざというときに使うお金:生活費、急な入院費用、冠婚葬祭費など
(B)将来的な目的のためにあらかじめ確保しておくお金:結婚資金、住宅購入費、教育費、老後資金など
(C)当面は使う予定のないお金:貯蓄、投資など

投資をするために生活費を切り崩すのは本末転倒です。
しつこいようですが、生活のために必要なお金は確保しておき、余ったお金で投資をするようにしてください。

病気や失業、災害など不測の事態が起きた場合のためにも、必要金額は必ず確保してから投資信託を楽しみましょう。

3-3.シミュレーションをする

投資予算が決まったら、目標を達成するまでに必要な期間や投資金額、投資利回りを考えてみましょう。

証券会社や銀行のWebサイトなどに用意されているシミュレーションツールを使うのが便利です。

3-4. 毎月の投資金額を決める

毎月確実に拠出できる投資金額やシミュレーション結果を見て、自分の投資する金額を決めます。

日常生活に無理のない、継続できる金額かどうかを確認し、余剰金で続けられるか考えることが大切です。

3-5.手数料や税金も考えて無理のない金額の商品を選ぶ

投資信託は、「購入時」「保有中」「売却時」に手数料がかかります。積立投資の場合は、毎月購入時手数料がかかります。手数料無料のものを選ぶなど工夫したいところです。また投資信託で得た利益には所定の税金がかかります。これらも検討したうえで、無理のない金額で購入できる商品を選ぶ必要があります。

4.投資信託の注意点

ここまで紹介してきたとおり、投資初心者にも比較的はじめやすい投資信託ですが、元本割れのリスクについてはきちんと理解しておきましょう。また、手数料等がかかる場合もあります。ここではあらためて、投資信託の注意点について説明します。

4-1.元本は保証されない(元本割れもあり得る)

投資信託は、元本保証商品ではありません。そのため購入した際の価格よりも将来的に値下がりして、売却時には元本割れする可能性があります。

投資信託は、投資する対象ごとにリスクが異なります。例えば海外株式を含む投資信託では、為替変動の影響で大きく値下がりする場合もあり得ます。商品購入時はどのようなリスク、どの程度のリスクがあるのか、あらかじめ確認しておくことが必要です。

<投資信託の主なリスク>

  • 価格変動リスク:政治・経済情勢、投資先企業の業績などにより価格が上下する
  • 信用リスク:株や債券を発行している企業の倒産などによるリスク
  • 為替変動リスク:外国株式等に投資する投資信託は為替変動の影響を受けるため価格が上下する
  • 流動性リスク:現金化ができない場合などがある など

4-2.手数料がかかるため要確認

投資信託は購入時、保有中(運用中)、売却時にそれぞれ手数料がかかります(NISA、つみたてNISA、ノーロード商品を除く)。

  • 購入時手数料:購入する際に支払います。無料のものもあります(ノーロード商品)
  • 信託報酬:保有している間に継続して発生する、運用を管理する手数料。信託報酬の割合は各金融機関、商品によって異なります。毎日、純資産総額に対して決められた割合(多くは基準価額に対して年0.1%~3%ほど)で毎日差し引かれます(別途支払う必要はなく、自動的に口座から差し引かれます)
  • 信託財産留保金:保有投資信託を売却して換金するときにかかる、解約手数料です

特に、信託報酬は保有期間中継続してかかる手数料のため、必ず率を確認しましょう。

例えば自動積立の場合、毎月購入するたびに購入手数料が引かれることになります。「積み立てはノーロード商品を選ぶ」「信託報酬(保有時の手数料)が安いものを選ぶ」など、投資信託を始める際は、コストを考えることが大切です。売却の際も何度も分割して売るのではなく、ある程度まとまった金額にするなど注意が必要です。

5.投資信託は長期保有が基本戦略。迷ったらプロに相談しよう

投資信託は、長期間保有することで複利効果が大きくなり、時間(時期)を分散することでリスク軽減効果がより大きくなります。特に少額から積み立てる投資信託では、すぐに解約するのではなく、目的と目標額を設定しその期間は続けることを目指すことが重要です

それでも、「自分はいくらから投資信託を始めたらよいのか」「投資信託の商品の選び方がわからない」という場合は、金融機関に相談するなどしてプロの意見を参考にするのもひとつの方法です。自分の状況にあった商品と投資金額を提案してもらえますので悩んだ時は聞いてみることもおすすめです。

6.まとめ|投資信託はいくらから買って始められる?投資予算の決め方や注意点も解説

ハードルが高いと思われている投資信託ですが、この記事でご紹介したとおり、意外にも100円からでもスタートすることができます。

ですからハラハラドキドキしないで済むような自分に合った投資信託を選ぶためにも、まずは目標や予算、期間を決めて投資信託を選ぶと良いでしょう。

一定額を少しずつ投資する、短期で売り買いせずに中長期で保有する、分散投資をするといった点に気を付けるだけで、リスクを大幅に軽減することができます。

スマートフォンなどで手軽に投資を始められますので、毎月無理のない範囲で投資信託を楽しむことから「投資活動」を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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