少子化や高齢化などの理由によって年金制度がこれまで通り機能するのか怪しいうえに、技術の発達によってAIやロボットに仕事が取られてしまう可能性があるなど、将来に対する不安は尽きません。
実際に多くの方がこれらの理由によって、将来のお金に対して漠然とした不安を抱えています。
さらに、金融庁が発表した年金関連の報告書によって老後2,000万円不足説が明るみに出ることで、いよいよその危機感がリアルになってきました。
その一方で、将来は具体的にどれほどのお金が必要で、月にいくらほど貯金すれば良いとかということは考えているでしょうか?
このことが漠然としていると、将来のお金に対して余計に不安になってしまうと考えられます。
そこで今回は、将来のお金の不安を払拭するための、お金の作り方についてお教えします。
Contents
1.「将来のお金」が不安ですか?
冒頭で述べたように、将来に対する不安を抱える人は大勢いらっしゃいます。
そのような不安を抱えてしまうのは、将来に必要なお金の金額と、そのお金を得るための手立てが不透明だからではないでしょうか?
漠然とした不安は放っておくとどんどん大きくなってしまうため、できるだけ早く対処することが大切です。
そこでまずは、将来のお金の不安を払拭するためにできることを整理していきましょう。
1-1.気持ちを切り替える
将来のためにお金が必要なのは事実であり、お金がなくて不安であるなら用意するしかありません。500万円でも1,000万円でも、とにかく早いうちからできる限りの金額を貯めることが得策です。
従って、将来のお金に対して不安に思う気持ちは分かりますが、お金は早いうちから準備するほど有利になるため、すぐにでもお金を作ろうと思う気持ちに切り替える必要があります。
気持ちを切り替えることができたら次に解説する、お金の貯めるための2つの行動パターンを確認していきましょう。
1-2.明確な貯金目標を立てる
お金を貯める方法として、まず考えられるのは貯金です。貯金に特別な知識は必要ないため、誰でもいつでも始めることができます。
ただし、将来のお金を作る目的で始める場合はただ貯金をするのではなく、いつまでにどれくらい貯める必要があるのか、あらかじめ明らかにしておくことが重要です。
これは、貯金はしているけどなかなか貯めることができないといったことや、目標が定まっていないせいで不安が大きくなってしまうことなどを防ぐ効果があります。
具体的には、1,000万円貯めたいなら年間100万円貯めることを目標にして、月9万円弱の貯金を20年すれば達成できることになります。もし月9万円の貯金がきついなら、500万円貯めるなど微調整すれば良いでしょう。
そして、あらかじめ定めた目標を厳守するために普段の支出を見直し、必要であれば生活スタイルも変えていくと効果的です。
とにかく大事なのは、目標貯金額と月々の貯金額、貯金に必要な年数を明らかにすることです。それによって、将来の見通しを立てることができます。
1-3.投資を始める
将来のお金を作るためのもう1つの方法は、ずばり投資です。実際に老後2,000万円不足説が明るみに出てからは、今まで以上に多くの人が投資に関心を持っている事実があります。
貯金だけで必要なお金を用意できるか不安なら、投資もやってみると良いですし、腕に自信があるなら投資だけでお金を作っても良いでしょう。
世の中には多くの種類の投資があるので、自分に合った投資を見つけて利益を積み上げていけば、将来のお金の不安から解放されるまでの道が開けます。
1-4.すぐにでも行動を始める
将来のお金に対する不安が払拭できるかどうかは、そのための行動ができるかどうかにかかっています。
これが理解できている人は、すでにお金を用意するための行動を始めています。そして、早く行動を始めた人ほど複利効果を味方につけることができます。
次からは、投資による将来のお金の作り方を紹介していくので、先ほど述べた貯金方法と合わせて確認し、すぐにでも行動してみて欲しいと思います。
2.投資による将来のお金の作り方
将来のお金を作るためには投資が有効ですが、今までに投資をした経験がなければ「さぁ、今からやりましょう。」といわれても難しいと考えられます。
そこで全くの投資初心者の方のために、投資による将来のお金の作り方を伝授します。
2-1.リスクの少ない投資を選ぶ
投資初心者の場合は、種類が豊富な投資の中からできるだけリスクの少ない投資を選ぶ方が無難です。
株式投資や不動産投資などはまとまった資金と、ある程度の投資の実力が必要となるので、初心者には少しハードルが高いと考えられます。
それよりも、国債や債券ファンドなど、比較的リスクが低い投資商品から始めると良いでしょう。投資信託など、プロに資産運用をしてもらうのも有効です。
2-2.少額投資を始める
リスクの少ない投資として、少額から始めることが可能な投資方法で、実際に自分でお金を運用することも効果的です。
継続して勉強することで投資の腕を磨いていけば、お金に対する意識や知識が身に付いていくうえに、自分の力で利益を増やしていくことが可能になります。
2-3.将来のためのお金を増やしていく
少額投資は1万円から始められるクラウドファンディングなどがありますが、自分でお金を運用する力を身に付けた方が、将来的に手に入るお金の額がより多くなる可能性があります。
このことから、少額投資を始めるならばFXがおすすめです。
5万円程度の資金があれば1,000通貨単位で取引を始めることが可能であり、それでも厳しければ、5,000円程度の資金で100通貨単位から取引を始めることもできます。
投資を成功させるためには手元にある資金と相談し、余裕を持ちながら取引ができるプランを選ぶことが重要です。
そうして取引をしながら、その取引内容をもとに勉強や反省をして次の取引にいかすことをコツコツと継続すれば、投資力を磨きながら利益を伸ばしていけることが期待できます。
FXで身に付けたお金の知識や投資力は株式投資などにも応用できるので、さらにお金を増やしていくことが可能になります。
3.将来のお金のために投資を勧める3つの理由
初心者向けの投資による将来のお金の作り方をお読みいただくことで、投資をやってみようという意欲が湧いてきたでしょうか?
ここまで将来のお金に不安を感じている方に投資をお勧めするのは、それだけの理由があるからです。
3-1.お金を増やすチャンスがある
投資にはあって貯金にはないメリットとは、お金を増やすチャンスがあることです。
貯金は収入からいくらか貯蓄するだけなので誰でもできますが、限られたお金の中でやり繰りすることになるので増やすことはできません。
一方で、投資はリスクを取りながらリターンを掴みに行くため、お金を増やしていくことが可能になります。
また、FXや投資信託など多くの投資では、金利による利益を得ることもできます。
金利による利益は投資期間が長いほど伸ばすことができるため、できるだけ早く投資を始めることを推奨します。
3-2.投資力を磨くほど利益が増える
洗練された投資家レベルになることができれば月利5%も夢ではなく、200万円の資金で月平均10万円の収益を得ることも可能になります。
また、そこまでのレベルは求めないとしても、投資家として成長するための勉強を続ければ年利5%から10%の収益は視野に入る可能性があります。
資金が1,000万円ある場合は年間50万円から100万円ほどの収益が手に入ることが期待できます。
3-3.生涯にわたって収入を得ることができる
将来のためのお金を貯金するためには、働き続ける必要があります。
しかし人生100年時代とはいうものの、現実的に考えれば労働は年齢的な制限があるため、貯金も年齢制限があるということになります。
それに対して投資はお金でお金を増やすので、生涯にわたって収入を得ることが可能です。
つまり、早いうちから投資の力を磨けば磨くほど、将来のお金の不安を軽くすることができるといえます。
4.まとめ
多くの人が抱いていた「本当に老後の生活が安心して送れるほどの年金がもらえるのだろうか?」という不安は、金融庁による2,000万円不足説によってより現実味を帯びることとなりました。
さらに、AIやロボットの進化によって、今ある仕事が将来もある保証はないという現実もあります。
全ての人が平等にこの不安に直面しているのであり、この不安を乗り越えるための十分なお金を得るためには、「今」行動できるかどうかにかかっています。
今は不安でいっぱいでも、行動し続けることで道が見え始め、心が軽くなっていくはずです。
今回ご紹介した貯金方法や、投資による将来のお金の作り方をぜひ参考にしていただき、すぐにでも将来のお金を作ることを始めてください。