資産形成をするために投資をしたいと考え、それを実行に移している方が増えてきている一方で、投資の必要性は感じていても一歩を踏み出せない方も大勢いらっしゃいます。
あなたも、その一歩を踏み出せないでいるのだとしたら、投資はまとまった資金が用意できる、比較的裕福な人がするものだというイメージがおありではないでしょうか？
実は投資は特別な誰かがするものではなく、誰でもできるものであり、かつ資産形成のチャンスが平等に与えられるものです。
ただし、多くの資金が用意できるかそうでないかで投資方法は異なり、その方法を間違えてしまうと今以上にお金に困ってしまう可能性があります。
そこで、多額の資金は用意できないけれど投資をしたい方のために、資金が少ない人向けの投資方法を伝授します。
Contents
1.投資は貧乏でもできるという事実
冒頭で述べた通り、投資は比較的裕福な人がするものというイメージを持っている方は多くいらっしゃいますが、必ずしもそのイメージ通りというわけではありません。
投資は誰でもできることを理解していただくためにも、少額の資金で投資ができるという事実を詳しく解説します。
1-1.「投資＝裕福な人のもの」ではない
「投資＝裕福な人のもの」というイメージを持ちやすいのはなぜでしょうか？
それは、投資は株式や不動産など大きな資金が必要という先入観を持っている、もしくは元々裕福な人や、お金に困っている状態から脱出して裕福になった後の人の姿を見ているからです。
実は、投資によってお金に困っている人から裕福な人になったケースは多くあります。
つまり、投資は裕福でなければできないものではないのです。
1-2.貧乏でも投資は始められる
お金に困っていた状態から投資で裕福になった人は、無理な資金繰りをしなくても継続できる、自分に合った投資を行った傾向が強いといえます。
つまり、手元にある資金で、ある程度余裕がある資金管理ができる投資を選べば良いということです。
それでは、少額の資金でも余裕がある資金管理が可能な投資とは、一体何なのでしょうか？
1-3.自分に合った投資を選ぶことが肝心
株式や不動産などといった投資には、ある程度まとまった資金が必要です。
そのため、これらの投資は比較的裕福な人がするものというイメージは、あながち間違ってはいません。
しかしFXであれば、それらの投資よりも少額の資金で始めることが可能です。
1,000通貨単位でFX取引を行うなら5万円ほどの資金は欲しいところですが、100通貨単位を選べば、もっと少額の資金で投資を始めることができます。
以上のことから、投資は自分の懐具合と相談して選ぶことが肝心です。
2.貧乏な投資ループに陥らないための3つの知識
投資は少額の資金で始めることが可能だと理解できたら、さっそく投資を始めようと言いたいところですが、無暗に始めるとお金に困った状態から裕福になるはずが、さらにお金に困ってしまう投資のループに陥る可能性があります。
まずは、このような状態にならないために知っておくべき知識を学んでいきましょう。
2-1.短期間で楽に稼ごうとしない
資金繰りに困ってしまう投資の典型パターンは、短期間で楽に稼ごうとすることです。
このような考えのもとに投資を始めてしまうと、小さな資金で投資をして、資金が無くなったらまた小さな資金で投資をすることを繰り返してしまいます。
その結果、資産が増えない、もしくは目減りする一方となってしまうケースが圧倒的に多くあります。
しかも、このパターン当てはまってしまって投資に失敗している方は、非常に多くいらっしゃいます。
もしあなたが本当に資産形成をしたいのなら、短期間の投資で一気にお金を増やそうと思わずに、焦らず長い目で資産を増やしていくことを心掛けましょう。
2-2.勘に任せた投資をしない
勘や感情に任せた投資をしてしまうのも、資金繰りに困る投資のよくあるパターンであり、初心者ほど陥るパターンでもあります。
投資はファンダメンタルズ分析やテクニカル分析など学ぶことが多く、経済ニュースや世界情勢など様々な情報に気を配る必要があるため、慣れないうちは大変に思う時もあるでしょう。
しかし、資産形成ができている人ほど、情報収集や投資力を磨くことを怠らない傾向があります。
以上のことから、勘や感情に任せた投資はせずに、必要な知識をコツコツ学びながら地道に投資することを推奨します。
2-3.投資力を磨く努力をしよう
投資では、投資の腕を磨いていくことがとても重要です。
どんなに実力のある投資家も最初は全くのゼロからスタートし、長い時間をかけて継続して投資力を磨き、お金を増やす力を身に付けています。
従って、最初のうちはお金を大きく増やそうとするよりも、勉強期間だと思ってコツコツ学び、投資力を磨いていくことに専念しましょう。
それができれば最初はお金に困る状態だったとしても、資産形成のチャンスが掴めるようになります。
3.資金が少ない人向けの投資方法
ここまでに述べたことが理解できたら、実際に投資を始めてみましょう。
次に、資金が少ない人向けの投資方法を、手順を踏んでご紹介します。
3-1.投資の基礎知識を学ぶ
投資を始めるといってもいきなりお金を動かすのではなく、投資の基礎知識を学ぶことから始めましょう。
何も知らずに闇雲に投資を始めるのは、資金を無くしてしまう確率の方が高いため危険です。
先ほど述べた通り、投資はファンダメンタルズ分析やテクニカル分析など学ぶ知識が多いので、勉強をしながらタネ銭を貯めると良いでしょう。
3-2.少額投資でお金を動かす感覚を知る
投資の基礎知識を学んだら、いよいよお金を動かしてみましょう。
最初はお金を動かす感覚を知るために、100通貨単位、もしくは1,000通貨単位の少額投資が良いと考えられます。
たとえ少額の投資でも実際にお金を動かすと、以前までは気にしなかった経済ニュースをチェックするようになるなど、見える景色が違ってきます。
また実際に投資をすれば、多少の値動きでも焦ったり喜んだりする感情の起伏を感じる事ができるはずです。
焦りなどの感情は投資に失敗する大きな要因になるので、少額投資である程度慣れておくと、結果は違うものになるといえます。
3-3.継続して投資力を磨く
少額投資をコツコツ続けながら「今回の投資は○○が良かった」、「○○を改善すればもっとよくなるかもしれない」などの分析を行い、その分析を次の投資に活かすPDCAサイクルを回すようにしましょう。
継続してPDCAサイクルを回すことによって投資力を磨いていくことが可能になり、それに伴って利益を伸ばすことが可能になります。
そうして資金が2倍になったら1000通貨単位でFX取引を始めるなど、段階を踏むことで資産を増やしやすくなります。
4.まとめ
投資は多額の資金を投じて一気に利益を伸ばすものではなく、実力に応じて徐々に利益を積み上げていくものです。
また、投資において本当に重要なものは、コツコツ学び続けることができる努力と、一気にお金を増やそうとしない忍耐力です。
今回の記事をお読みになったことでこのことが理解できたとともに、資金が少なくても投資はできるという自信が持てるようになったのではないでしょうか？
資金が少ない人向けの投資方法は決して難しい方法ではないので、ぜひ参考にして資産形成の第一歩を踏み出してください。
