主婦向きの投資方法って何?生活スタイルを活かした株式投資

青木博史

1.はじめに

株式投資に興味はあるけれど、リスクが高いと二の足を踏んでいる…。

日々のやりくりに追われる主婦のみなさんの中には、そんな方も多くいらっしゃると思います。

そして、その大きな理由の一つに「銀行預金だけだとなかなかお金が増えない!」という問題があるのではないでしょうか?

老後の資産形成は、家族や自分の将来にダイレクトに影響するからこそ慎重になるのかもしれませんが、実は株式投資こそ主婦の強みを最大限活かせる投資方法ということができます。

今回の記事では主婦こそ株式投資に向いている理由と、投資をはじめるときの注意点について、解説します。

2.そもそも株式投資を行う必要性は?投資のメリット

株式投資をはじめる理由の多くは、預貯金だけではお金を増やせないからという声が多いです。教育資金やマイホーム資金の準備など、今後に必要となる費用を考えつつできるだけ余裕のある暮らしをしたい、老後の資産形成に早いうちから手をつけたいと計画を立てることは大切です。

そんな中で、なぜ株式投資が主婦にとって向いているのか?というと、それは主婦の方が生活より豊かにするための社会参加を積極的にしているからです。つまり、衣食住についての消費活動を賢く行わなければならない立場にいるので、生活を基準に社会を見る目で投資活動ができるという強みがあります。

株式投資を行うことで得られる利益は主に3つあります。保有している購入時より株価が上昇し、その株を売却することで得られる「売却益」。保有株式の企業から定期的に支払われる「配当金」。そして、「株主優待」です。国内企業特有の制度である株主優待は、株の保有者に商品や割引券などが貰えることが多く、生活にも役立つでしょう。

2-1.投資のメリットその1:配当や株主優待で生活費の節約に

株式からは「配当金」「株主優待」が受け取れます。配当金は現金で、株主優待はクーポンや商品などのモノがもらえます。どちらも節約に活かせるので、主婦の方にとってもメリットは大きいですね。

ただし配当金や株主優待は、必ずもらえるわけではないという点は覚えておきましょう。そもそも実施していない企業もありますので注意が必要です。

2-2.投資のメリットその2:金融や経済の知識が身につく

株に投資すると自然と金融や経済の知識が身につく点もメリットです。

株式投資を行うには、証券会社の口座を作る必要がありますが、多くの証券会社は情報発信に積極的です。世界中のさまざまなニュースに触れられるので、テレビのニュースを眺めるよりも多くの情報を身に付けることが期待できます。

もちろん難解なことにもぶつかるかもしれませんが、自分のお金がかかっていますから勉強も苦にならないのではないでしょうか。

2-3.投資のメリットその3:老後の資金計画に選択肢が増える

株式なら銀行預金や保険の利率より高いリターンが望めます。もちろんリスクもありますが、選択肢が増えることは悪いことではないでしょう。

一般的に老後資金を準備する前には、教育資金やマイホーム資金など多額のお金が必要となります。預貯金だけでは資産を増やすスピードを上げるのは難しいのが現状です。資産形成は投資などで早めに行うことが大切といえるでしょう。

3.株式投資を行う前に知るべき3つの約束

株式投資は自己責任であるため、はじめる以上は勉強が欠かせません。また資金を用意するために守るべき約束(ルール)があります。

3-1.必要なのは「知識、資金、メンタル」

投資をはじめるにあたり必ず必要なのが、「知識」と「資金」と「メンタル」です。

まず1つめの「知識」は株用語や売買のルールなどの知識です。書籍やインターネット、株に詳しい人から学ぶことをおすすめします。特に同じ主婦目線から投資情報を発信している主婦投資家のブログやSNSは参考にしてみるのも良い方法です。

2つめは「資金」ですね。買いたい銘柄があっても元手がなければ意味がありません。日々の生活で節約できるところは節約し、投資で使える資金を増やすしていくことが大切です。

なお、手持ちの資産は大きく3つに分類できます。

  1. 生活費や病気、失職といった万が一の事態の備えを含む「必要なお金」
  2. マイホームの頭金などの「使う予定のあるお金」
  3. 「使い道の決まっていないお金」である「余裕資金」です。

この中の余剰資金が、老後の生活の元手となるものです。
しかし、このお金はいますぐ必要というわけではないため、時間をかけて資産形成することができます。

投資をはじめるにあたり必要な3つめは、「メンタル」です。自分の持つ資産のすべてを投資に使うようでは、損失が出た際に生活や将来設計に支障が出ることになり、メンタルが持ちません。投資には余裕資金を使用するようにしましょう。株式投資に使えるお金とそうでないお金をしっかり分けることで、心にもゆとりが持てることでしょう。

また、投資は中長期的に少しずつ利益を積み上げていくものです。日々の株価の上下動に一喜一憂したり、少々の元本割れで慌てるようなメンタルも、投資をするにはふさわしいとはいえないかもしれません。

3-2.株は下がることもある。焦って売らない

株を始めたばかりのころは、株が少しでも下がると焦って売ってしまいたくなるものです。デイトレーダーのように売り買いを繰り返して資産を増やしていく場合とは異なり、老後資金などを目的とした長期保有の投資を行うならば、長い目で見たときに元本を増やすことを目標としなければなりません。

株は上がることもあれば下がることがあります。そして、下がってしまったとしても回復する可能性もあります。一時的に株価が下がったからといって、焦って売ることのないように落ち着いて運用をしていきましょう。

4.主婦が株式投資に向いている理由は?

株をはじめたばかりの場合、どこに投資すればよいか悩む人は多いでしょう。しかしこれこそが主婦が強みを発揮できる機会であり、株式投資に向いている理由でもあるのです。

4-1.日々の生活に株式投資のヒントがある!

これから発展しそうな会社に投資するのは株式投資の基本です。ただ、それは経済誌やネットで金融情報を常にキャッチアップする必要があったり、『会社四季報』を隅々まで読んだりというような研究が欠かせません。日頃そこまで投資先の研究をするのは困難です。

しかし、主婦ならではの視点で優良企業を見つけることは可能です。たとえば、いつも家庭で使用している洗剤、化粧品、食料品の販売元や製造会社を見てみましょう。そのなかに上場している会社もあるのではないでしょうか。上場しているということは株が買えるということです。ほかにも、家庭でも長年愛用しているロングセラー商品はないでしょうか。ロングセラー商品を生み出している企業は堅調な経営を続けている可能性が高そうです。

また、家族や主婦仲間で評判の商品は、これから株価が上昇する有望企業かもしれません。日々の生活や会話から優良な投資先が見つかるかもしれません。

4-2.主婦だからこそ!生活に密着した企業に詳しい強みを活かせる

上場している外食産業といえば、「日本マクドナルドホールディングス」やファミレス大手の「すかいらーくホールディングス」、カフェのドトールを運営する「ドトール・日レスホールディングス」が有名です。スーパー(小売業)では、「イオン」など、自分の生活圏に上場企業が多数あることは意外と気づかずにいるものです。

投資は、投資先の会社をよく知り、投資のタイミングを見極めることが大切です。普段の生活で飲食店やスーパーを利用するなかで、新商品や店舗の雰囲気、主婦仲間からの口コミなど、企業のリアルを肌で感じることができるのは主婦が持つメリットです。

よく知る店舗の様子などから企業の景況感を探ってみてはいかがでしょうか。また、日常使いしている商品を製造している企業や、よく行く店舗などを応援する意味でその企業の株を買い株主になることは、株式購入の本来の姿といえます。

5.口座開設はネット証券がおすすめ

株式投資をはじめるには、証券会社に口座を開設する必要があります。売買手数料や取扱商品などから自身の投資スタイルに合う証券会社を選ぶことになりますが、手軽さが特徴であるネット証券がおすすめです。

5-1.ネット証券は開設の手軽さ、コストの安い、少額からできる

ネット証券は開設から取引まで、すべてインターネットで完結できます。本人確認用の書類などもネット上にアプロードすることで開設手続きが進められ、取引は家事や育児のスキマ時間や外出先からでもスマートフォン1つあれば可能です。

実店舗がないため手数料が格安である場合が多く、プランや約定金額によっては無料という証券会社もあるほどです。また、証券取引所で売買される日本株の売買単位は100株であるため、1,500円の株を買う場合には最低でも15万円が必要です。しかし、ネット証券なら単元未満で購入できるサービスを設定している場合があるので、少額からチャレンジしたいという人に向いています。

注意したいのが、配偶者の扶養に入っている方は株取引の利益によっては扶養から外れてしまう可能性があります。株の取引で「源泉徴収なし」「一般口座」を使用している場合は、所得合計が基礎控除の48万円を超えると配偶者控除の適用を受けられなくなります。取引をする際は、確定申告の必要のない「源泉徴収あり」「特定口座」を選ぶようにしましょう。

5-2.少額からできる手段(ミニ株、1株投資などもある)

少額の投資からはじめたい場合におすすめしたいのが、ミニ株や1株投資です。通常なら売買単位100株分の資金を用意する必要のあった銘柄でも、ミニ株なら10分の1の資金があれば買うことが可能となります。

ミニ株は証券会社が独自に行うサービスであることから、証券会社ごとに特色があるのが特徴です。たとえば、取引ごとの手数料は無料であるが、取引量に応じて月額サービス料を払う場合や、ポイントで株を購入できるものもあります。

5-3.NISA、つみたてNISAなども検討したい

節税にNISAがよいという話はよく耳にするのではないでしょうか。通常、株式投資を行うと、売買益や配当金に対して約20パーセントの税金がかかります。一方「NISA口座(非課税口座)」であれば毎年一定金額の範囲内で購入した場合の利益が非課税となるメリットがあります。

特につみたてNISAは、積立・長期・分散投資向けの非課税制度です。購入金額は年間40万円までで、非課税期間は20年間と定められています。積立額は最低100円からスタートでき、まとまった資金がない場合や投資初心者でも始めやすいでしょう。金融庁による一定基準をクリアした投資信託から選択するため信頼性が高いのが特徴です、

6.まとめ|生活者視点で投資を行える主婦は株式投資に向いている

誰もが直面する老後資金の準備は、早めに行うことが大切です。投資先は主婦ならではの視点を活かし、普段の生活のなかからヒントを得ることも可能です。主婦投資家も増えているため、ブログやSNSから情報収集したりしながら、リスクを抑えたうえで少額から投資を始めてみましょう。

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