投資を始める動機は人によって様々ですが、その心の中はおおむね以下に挙げるパターンに当てはまるのではないでしょうか。
- みんな○○で儲けているらしい、自分もやってみようかな
- ○○で成功している人は多いらしいから自分もやってみよう
実はこれらは全て、投資の失敗パターンに該当します。
これらのパターンには投資に失敗する共通点があり、その共通点を知ることができれば投資の成功パターンに転換することができます。
今回の記事では投資で成功したいからこそ知っておきたい、失敗する投資の共通点とそれに対する解決策について解説します。
Contents
1. 失敗する投資の共通点
失敗する投資の典型的なパターンの多くには、失敗につながる共通点が存在しています。
1-1.失敗する投資の典型パターン
感覚や感情に頼るいわゆる運任せの投資や、他の人が成功しているから自分もそうなりたいと思って始める願望投資をする方は多く、これらの投資は全て、失敗する投資の典型パターンだといえます。
それは、投資に関する知識や基礎力を付ける前に投資を始めてしまい、お金を増やすには何をすれば良いのかを知らないからです。
では、テクニックを知っていれば投資に成功するかというと、それだけで成功できるとは限りません。
1-2.テクニックだけに頼る投資も失敗しやすい
投資はテクニックだけを知っていても、実は失敗しやすいのです。
それは、お金の世界は奥が深く、小手先のテクニックだけでは通用しないからです。
投資に失敗してしまう本当の原因は、運任せで投資することでもテクニックだけに頼ることでもなく、もっと深くて別のものがあります。
1-3.投資に失敗する原因は「労働脳」
人はその場に応じて使い分ける「○○脳」というものがあり、労働には「労働脳」、投資には「投資脳」という使い分けが必要になります。
投資に失敗してしまう人の多くはこの「投資脳」を持っておらず、投資に労働脳を使うために失敗してしまいます。
では、投資には欠かせない「投資脳」とは一体何なのでしょうか?
2.投資の失敗リスクを抑える「投資脳」
「労働脳」と「投資脳」の違いは、利益に対する常識です。
投資脳の利益に対する常識が、投資の失敗を抑える効果を発揮します。
2-1.「労働脳」の常識
サラリーマンや自営業者、アルバイトなど、労働をすることで利益を得ている人が使っているのが「労働脳」です。つまり、普通の方が普通に持っている脳です。
労働脳は、お金は自分で労働して得るものだという考え方をします。
つまり、労働すればお金は必ず手に入るものであり、収入を得るのに損をするリスクはないと考えるのが、労働脳の常識です。
2-2.「投資脳」の常識
「労働脳」は自分が労働をすることで必ずお金が手に入ると考えますが、「投資脳」の場合、お金はお金に働いてもらって得るものだという考え方をします。
そして、投資は損をする可能性も含んでおり、必ずしも利益が手に入るとは限らないということが当たり前となっています。
お金は投資をして得るものであり、損をする可能性も含めてリターンを得るものであると考えるのが、投資脳にとっての常識です。
2-3.成功している投資家は「投資脳」を持っている
成功している投資家のほとんどが、「投資脳」を持っているという事実があります。
そのため、自身も投資家として成功したいのなら、投資で失敗するリスクを抑える考え方ができる「投資脳」を作ることが必須となります。
投資脳とは?投資全般で成功したいなら投資専門の脳を鍛えよう
3.投資で失敗しないための「投資脳」の作り方
投資で可能な限り失敗しないようにするためには、「投資脳」がキーポイントとなります。
ここからは、どのようにして投資脳を作り上げていくのかを解説します。
3-1.感覚に頼る投資をしない
ビギナーズラックはあったとしても多くの場合は一度だけであり、それを当てにすると投資はほぼ間違いなく失敗します。
むしろ、最初に下手に成功してしまうことでその方法から抜け出せなくなり、後でもっと損をするケースもあります。
本当の意味で投資家として成功している人達は、感覚に頼らずに投資できる力を持っていることがほとんどです。
このような人達と同じ成功を手に入れるためには、投資の基礎力が必要です。
3-2.投資の基礎力を身につける
投資の基礎力とはテクニックのことではありません。
自分がやりたい投資やお金の理解を深めるとともに、投資の本質を知ることで投資の基礎力が身につきます。
そうやって投資の基礎力をつけて初めて、本当に使えるテクニックを上乗せしていくことができます。
3-3.PDCAサイクルを回す癖をつける
投資の基礎力を身につけたら、自身が行う投資に必要なテクニックも学びつつ、実践を重ねていきましょう。
この時に感覚頼みの投資をすることは厳禁です。
実践を通して自分の投資方法の何が良くて何が悪かったのかを分析し、分析結果を次に活かすPDCAサイクルを回す癖をつけることで、投資脳が磨かれていきます。
まとめ
投資で失敗する人は失敗する考え方と行動をとっていることと、その失敗するパターンと逆の考え方と行動を可能にする「投資脳」について解説してきました。
「投資脳」は投資家として成功するだけでなく、あらゆる物事で成功するために重要な思考パターンでもあるので、ぜひマスターしてください。