「もうお金に困らない」お金が貯まる人の特徴と厳選貯金方法4選

青木博史

年金や将来のための資金を自分で作る必要性が高まってきており、NISAやiDeCoなど様々な方法を利用して年金を作ることが推奨されていることから、貯金や投資などそれぞれができる方法でお金を貯める方が増加しています。

特に貯金は専門知識が必要なく誰でもできるため、取り組んでいる方は大勢いらっしゃいます。

しかし、難しい知識が必要なくて誰でもできるという割に貯金できない人が多いのも事実です。

その理由はただ1つ、お金が貯まる人の特徴を持っていないからです。

そこで今回は、お金が貯まる人になりたいあなたのために、お金が貯まる人の特徴とは何なのかを解説します。

1.お金が貯まる人と貯まらない人の違い

 冒頭で述べた通り貯金ができない人が多い一方で、しっかり貯金できている人がいることも確かです。

それでは、お金が貯まる人と貯まらない人は一体何が違うのでしょうか?

まずはこの疑問について整理していきましょう。

1-1.貯金に給料の多い少ないは関係ない

給料が多い人の方が多く貯金できるというイメージがあるかもしれません。

確かに給料が多いほど貯金にまわせるお金も多くなるため、このイメージは間違いではありませんが、必ずしもしっかり貯金できているとは限りません。

同じ給料でも貯金額に差があるのはよくあることですし、給料が比較的少ない人でもしっかり貯金できている人もいます。

これは、お金があればそれだけ使ってしまう癖がついているか、それともしっかりと自制して少しでも貯蓄する習慣が身に付いているかどうかの差でもあります。

人は手元にお金があると、その金額に応じてブランド品や嗜好品などを手に入れたい欲求も大きくなる傾向があり、その欲求に従ってお金を使う癖がついている人は給料が良くても、お金を貯めることは難しいといえます。

一方で、給料が少なめでもしっかり節約する癖が身に付いている人は、お金を使いたい欲求に流されずに「予算以上のお金は使わない」と自制できることが多いため、お金が貯まりやすい傾向があります。

1-2.貯金方法は何でも良い

世の中には「こうすれば簡単に〇万円貯金できます」などの貯金方法が溢れていますが、大事なのは方法でありません。

お金が貯まる人と貯まらない人の差は手元にお金があったら使ってしまうのか、それとも貯蓄にまわせるかという、行動の差でもあります。

従って、お金が貯まる人はどんな貯金方法でもお金が貯まりますし、貯まらない人は何をしても貯めることは難しいといえます。

1-3.お金を貯めるたった1つの方法は「使わない」こと

お金を貯めたいなら、徹底的に使わないことに限ります。

そんなことは分かっていると思うかもしれませんが、思いのほかこのたった1つのシンプルな方法を実践できない人が多いから、お金が貯まらない人が多いのです。

しかし、実はお金が貯まらない人は、お金が貯まる人が常に意識している「たった1つの心構え」を知ることで、お金が貯まる人に変わることが可能です。

2.お金が貯まる人になるたった1つの心構え

 お金が貯まる人になるたった1つの心構えを知ってしっかりと身に付けるためにも、お金が貯まらない人の心構えと比較しながら学んでいきましょう。

2-1.お金は貯まると使いたくなる

年金など将来の資金を作るために貯金をしようと意気込んでいても、少しお金が貯まると「服を買いたい」や、「旅行に行きたい」などという気持ちが沸き起こりやすくなります。

この時に必要な出費ではないと自制できれば良いのですが、お金を使いたい気持ちに負けて「お金が貯まってきているし、少しくらいなら良いだろう」と使ってしまうと、結局その分将来の資金を作ることから遠ざかってしまいます。

さらに、お金は使うものであると開き直ってしまうのは最悪で、その気持ちのままでは将来のためにお金を貯めるのはかなり困難です。

2-2.気付かないうちに出費している

身の周りにはコンビニや気軽に立ち寄れる飲食店など、気づかないうちに出費してしまう環境が整っています。

そのため、「これは無駄遣いではないのか?」や「本当に必要なものなのか?」など、一度立ち止まって考える癖をつけて無駄な出費を抑えることが重要です。

よくある節約術に「今月は絶対○円で生活する!」という目標を決めて、強い意思でその目標を守るという方法があります。

しかし、これはある程度節約する癖がついている人が実践できるものであり、お金を使ってしまう癖が付いている人には向いていません。

毎月一定のお金を残すことが難しいために貯金ができなかった方は、節約することが当たり前になるほど徹底的にお金を使わないことで、ついお金を使ってしまう体質から脱却することが先決です。

2-3.お金が貯まるたった1つの心構えは「節約」すること

お金が貯まる人は、たとえ100円ショップであったとしても無駄遣いをせず、コンビニなどで衝動的な買い食いもしない傾向が強くあります。

つまり、お金が貯まる人は「どれだけ節約できるか?」に徹底的にフォーカスしており、貯金もこのたった1つの心構えに基づいて行っている方が非常に多くいらっしゃいます。

そしてこの貯金方法が、お金が貯まる人の特徴に直結しています。

3.お金が貯まる人の特徴的な貯金方法4選

ここからはいよいよ、お金が貯まる人が行っている特徴的な貯金方法を4つ解説します。これらの方法を実践すれば、あなたもお金が貯まる人になることができます。

3-1.自動引き落としで定期預金する

お金が貯まらない人はもともと、お金を使い切ってしまって余らせることが苦手な傾向があるため、余ったお金を貯金しようとしても最初から無理な話であるケースが非常に多くあります。

しかし、だからといって貯金を諦める必要はありません。

このような方でもお金を貯めることができる強力な手段として、定期預金があります。

定期預金は最初に決めた額を給料が支給された日に貯金してしまう、いわば強制天引き貯金であるため、「なかなかお金が貯まらない」と悩んでいる方はぜひ採り入れてほしい手段です。

3-2.大きな買い物は計画的に購入する

お金が貯まる人に変わるために節約を徹底するといっても、全く何も買ってはいけないわけではありません。

お金が貯まる人でも日常的に必要なものは購入していますし、大きな買い物をする時もあります。

お金が貯まる人は無駄な出費を抑えるために、本当に必要なものであるかどうかを吟味して購入しています。

特に大きな買い物は、計画的にお金を貯めてから購入するようにしています。

つまりお金が貯まるようになるには、日用品でも大きな買い物でも購入をする際には何が本当に必要で、そのためにはどれほどの出費が必要であるかなどの収支の動きを計画的に練ることが大切です。

そうすることで、必要な出費以外は節約することで日常の出費や大きな買い物をしても無駄なく貯金することが可能になります。

3-3.毎月の予算を決める

給与が支給された日に定期預金で強制的に貯金分を抜いたとしても、お金が足りないからと貯金を使ってしまっては意味がありません。

お金が貯まる人は毎月の予算を決めて、それを厳守しています。もし予算を守ることがなかなかできないのなら、「なぜお金を貯めたいのか?」を今一度考え直す必要があります。

そして、今の生活スタイルのままで自分が望む貯金額を達成できるのか、洗い出してみてください。

そうやって「いつ希望の貯金額を達成できるのか」最終的なゴールを明確にし、そのゴールを達成するには毎月何万円貯金し、どれほどの予算で生活する必要があるのか明らかにしましょう。

以上のことを行うことで、気分に流されるままお金を使ってしまうと貯金ができない現実が鮮明になります。

節約の重要性を再確認することで「お金が足りないから」と少しずつ貯金を引き出してしまう癖を直し、お金が貯まる人に変わることができます。

3-4.収入を増やす

ひたすらお金を使わないことによって節約体質に生まれ変わることができたら知らないうちに貯金することが習慣になっているはずですが、それは支出を切り詰めることによって浮いたお金を作る行為になります。

これと平行して収入を増やすことができれば増えた分を貯金に回せますので、鬼に金棒といえるでしょう。お金を貯めている人は「どうすれば収入を増やせるか」を真剣に考えています。

4.まとめ

お金が貯まらない人は、本来貯められるはずのお金を使ってしまう癖が身に付いている可能性が高いため、最初に「なぜ貯めたいのか」明確に洗い出すことが先決です。

そうして自身のお金の使い方を見直したうえで、今回紹介したお金が貯まる人の貯金方法を実践して節約する癖を身に付けることを徹底しましょう。

そうすれば、きちんと必要な日用品や大きな買い物も購入しつつ、希望の資金額を貯めることが可能になります。

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