投資初心者の人であっても、どんな人でも、投資の方法は一緒です。
違いが出てくる点は自己資産の大きさと運用期間。
資産が大きければ大きいほど資産が大きくなりやすい、
また、運用期間が長ければ長いほど資産は大きくなりやすいというように
資産の大きさと運用期間の長さは資産運用をする上で大変重要になります。
ですから、投資初心者だからこそ、しっかりと投資の基本を学びつつ
実践として小額からでもいいので早めに投資を始めていくことが大切です。
この記事では、「月3万円からなら、投資にお金を回してみてもいい」と仮定した場合の
投資方法、オススメの投資商品や銘柄選びのポイントについて徹底解説します!
Contents
1.月3万円から投資ってできるの?
結論からいうと、月に3万円から投資はできます。
というより、月に100円からでも、投資はできるので、ご安心ください。
「投資」「資産運用」と言葉を聞くと、
つい「お金がたくさんある人がやること」と思い違いをしがちですが、
そんなことはありません。
例えば、「歳をとりすぎているから投資は今更できるわけがない」とか
「お金なんてそんなに持ってないから、投資なんて怖くてできない」というのは
食わず嫌いなだけで、実際に投資をしてみると、そうでもないということに気がつくはずです。
もし、あなたが今までの人生の中で銀行貯金しかしたことがないのであれば
ぜひ、月に3万円でもいいのでその貯金の一部を投資に回してみましょう。
ちなみに、以下の記事でつみたてNISAについて解説しています。
お得に投資ができる口座は3種類!まずはつみたてNISAから始めよう。
つみたてNISA口座で投資を始めるのが、投資初心者にはオススメです。
この記事と合わせてぜひ読んでみてくださいね!
1-1.投資信託がおススメなワケ
投資初心者に練習としてもオススメなのが投資信託です。
投資信託の1番の良さは、なんと言っても金額で買えるところです。
月3万円で投資信託を購入しようと思った時に、
個別株の場合は1株〇〇円という買い方になるので、
1万円分というわけにもいきません。
〇〇円が、仮に5万円であれば、5万円の資金が手元にないと
その株は購入できません。
しかし、投資信託の場合は、3000円分買うことも出来ますので
投資の基本である「分散投資」を小額であっても可能なのです。
また、個別株の場合は、ある1つの企業の将来性を見込んでその企業の株を購入するので、
株価下落の影響をそのまま受けてしまいます。
対して、投資信託の場合は、例えば「国内株インデックスファンド」というテーマで
日本国内のいろいろな会社に少しづつ分散して投資してくれるパッケージになっていますので
大きなリターンは期待できないかわりに、大きなリスクも回避できるメリットがあります。
ですから、株式投資する自信がない投資初心者が投資を始めるなら
まずは投資信託。
これが一番始めやすい投資商品だと思います。
1-2.投資初心者必見!証券会社の選び方
投資信託を始める上での注意点は、手数料です。
投資信託を購入すると発生する保有手数料(信託報酬など)がかかります。
信託報酬が0.5%以上のファンドは手数料が高いと思った方が良いでしょう。
この手数料が一番安い証券会社は、ネット証券です。
これから投資信託を購入しようと検討中で、まだ証券会社の口座を開設していないのであれば、
オススメな証券会社は以下のようなネット証券です。
- SBI証券
- 楽天証券マネックス証券
- GMO証券
なお、金融機関(銀行や受付窓口)で販売されている投資信託は
ネット証券と比較すると信託報酬が高いです。
ぜひ投資信託を選ぶ際は、信託報酬がどのくらいであるかをチェックし
保有手数料といったコストがかからないネット証券での購入をオススメします。
2.オススメ銘柄と銘柄選びのポイント
投資初心者の方がまず悩むことは、投資信託の商品の多さだと思います。
いろいろなテーマで、名前も似たような商品がたくさんあるので
どれを選んだらいいのかわからないのは、始めたばかりの方なら当然のことです。
ここでは、どういった投資信託をどのくらいの割合で購入すればいいか。について
徹底解説します。
この記事を読んで、良い投資信託を選ぶコツを学んでくださいね!
2-1.アクティブ・インデックス・バランス…どれがいいの?
投資信託の名前は「国内・海外・全世界といった地域」+「株式・債券・コモディティといった商品名」+「アクティブ/インデックス」という言葉が連なっているのが特徴です。
投資信託の種類の基本はアクティブとインデックスだと思ってください。
そして、それをミックスしたのがバランスです。
アクティブという単語のついた商品は、手数料が高いので、インデックスを選びましょう。
また、バランスは、アクティブとインデックスのミックスなので避けましょう。
2-2.銘柄の選び方のコツってある?
基本的にインデックスファンドであり、手数料が小さければOKです。
そのほかに注目するポイントは、純資産総額の推移と大きさです。
純資産総額のチャートが右肩上がりであれば人気が高いファンドですから
信頼性が高いと言えますが、右肩下がりのファンドの場合は
解約率が高い=注意が必要となるので、ここはしっかりとチェックしましょう。
純資産が大きい方が良いですが、右肩下がりのファンドは避けた方が賢明です。
2-3.一つの銘柄を買い続けるのがいい?
一度買い付けた銘柄は、成果を上ないなどの問題が発生しない限り
長期的に買い付けるのが良いと思います。
そして、銘柄選定のステップとしてオススメなのは、
リスクを分散するために投資できる資金を3から4に分割し、
(3万円であれば1つのファンドに対して1万円になります)
4つくらいのテーマに分けて投資信託を選ぶことです。
もっとリスク分散をしたい場合は、更に国内と海外に分けてファンドを選ぶと良いでしょう。
(3万円であれば1つのファンドに対して3千円程度になります)
それを毎月買い続けるスタイルの積み立て投資信託を選ぶのがオススメですが、
買いたい時や投資資金が用意できた時に買うというスタイルで
長期的に買い付けていくのも良いでしょう。
いずれにしても、基本的に銘柄は特定のものを買い続け、
年に一回ほど利回りなどの成果を見て、
別の投資信託に乗り換えるかを検討することをオススメします。
購入にオススメな投資信託の商品としては、
- 日経平均
- S&P500
- 国内/海外不動産リート
- コモディティ(エネルギー・穀物・鉱物・ゴールドなど)
- 国内/海外債券
などのインデックスファンドで、信託報酬の少ないファンドがあげられます。
(信託報酬の目安は、0.3%以上は高すぎ!でOKです)
3.まとめ
今回は、月に3万円から投資できるの?ということをテーマに
オススメの投資商品とその選び方についてお話ししました。
最後にこの記事の内容をおさらいをします。
- 月に3万円からでも投資はできます。
- オススメは「株数」ではなく「金額」で買える投資信託です。
- 投資信託は、信託報酬の低いネット証券で購入しましょう。
- ファンド選びの際は、大きな純資産総額で右肩上がりに推移している
インデックスファンドを選びましょう。 - 投資できる資金を3から4に分け、4つのテーマのファンドを購入しましょう。
- 長期投資のスタンスで、目先の価格変動に惑わされず定期的に買い付けを行い、
年に1回くらいのペースで状況確認と再検討を行うようにしていきましょう。
投資は始めるまでは、購入方法などを「知らない」という問題で悩みますが、
始めてみたら、意外と方法は簡単だなと感じるはずです。
まずは、小額でいいと思うので、ぜひ、投資や資産運用にチャレンジしてみてください!