不動産投資をこれからはじめる人の勉強法 ~失敗しないために知っておいてほしいこと~

青木博史
不動産投資をこれからはじめる人の勉強法 ~失敗しないために知っておいてほしいこと~

1.はじめに|不動産投資とは

不動産投資は、投資の中でも難易度の高い投資の種類です。
誰でも簡単に稼げる方法ではありません。

投資全般にリスクはつきものですが、ペーパーアセットと比較すると
投資用不動産の購入および運用には、それなりの高いリスクが伴います。

不動産投資で堅実な利益を得るためには、予備知識を十分頭に入れること。

つまり“不動産投資についてしっかり勉強しておくこと”が重要です。

 

しかし、不動産投資に興味を持ち始めたばかりの投資初心者の悩みで一番多いのは

「みんなどんな勉強から手をつけているのだろう?」

「本業以外の限られた時間の中でどうやって効率よく勉強を進めるのだろう?」

「役に立つ正しい情報をどうやって見分けているのだろう?」

といった、不動産投資の勉強方法に関する疑問です。

 

今回は、今から不動産投資の勉強を始める方に向けて、

“どんな手段を使いどんな内容を勉強していくべきなのか”について解説します。

不動産投資は初期費用がかかる投資ですから、株式投資などと違い安易な気持ちで行うこと自体がそもそも難しいと思います。

大切な資金を無駄に減らさないためにも、じっくりと不動産投資の勉強をしてからはじめていきましょう。

 

 

2.不動産投資をはじめるならどんな勉強をしたらいい?

不動産投資の勉強の第一歩として、まずは不動産投資の仕組みを知り、聞きなれない専門用語の意味を調べることからはじめましょう

幅広く情報を収集して勉強するためには以下の方法をおすすめします。

 

2-1.不動産投資本で勉強する

不動産投資に関する本は、投資の手法や種類に応じてさまざまです。

これから不動産投資を始めたい初心者向けに不動産投資の基礎知識について書かれている入門書もあれば、具体的な戦略やマネージメント、法的知識などに重点を置いた専門書まであります。

本で勉強する一番のメリットは、自分の知識レベルに合わせることができること。そして、知りたい内容についてピンポイントで知識を深めることができることです。

インターネットで不動産投資本を検索すると、amazonなどでレビューの評価が高い不動産投資本を簡単に見つけることができます。不動産の専門家やその道のプロの本は不動産投資についてわかりやすくまとめられているので、独学でも多くの知識が得られるでしょう。

初心者の場合はまずは基礎知識が必要になりますので、図解などで不動産投資について分かりやすく解説されている入門書や教科書のような本を読んでみると良いでしょう。不動産投資の本はたくさんあります。迷った時は以下の本を読んでみてください。

 

<おすすめの不動産投資本>

2-1-1.初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書―投資家100人に聞いた!不動産投資をはじめる前に知りたかった100の疑問と答え(鈴木宏史著)

一歩踏み出せた!最高の入門書!最新手法&情報。ノウハウも裏話も超実践的!Q&A方式だから読みやすい(「BOOK」データベースより)

<おすすめのポイント>

サラリーマン投資家の著者が、初心者から経験者まで100人を超える不動産投資家たちから「始める前にこれを知っておけばよかった」「これを知らなかったから苦労した」という本当に重要な疑問を集めてわかりやすく解説しています。

初心者でこれから不動産投資の勉強を始める人にとっては、とても参考になる本ですので、おすすめです。

 

2-1-2.知りたいことが全部わかる!不動産の教科書(池田浩一著)

誰も教えてくれない不動産と業界の基本~応用+αまで完全公開!(「BOOK」データベースより)

<おすすめのポイント>

不動産投資について具体的に知っておきたいこと、知らなければいけないこと、そのポイントを確実に網羅した内容になっているので、不動産投資のバイブルとしても一冊手元に置いておきたい名著です。

 

 

2-2.ネットで勉強する

不動産投資を本で勉強するのが難しい人。本を読むのが苦手な人や、まだやるかどうかもわからないことにお金を使いたくないと思う人におすすめなのが、インターネットでの勉強です。

インターネットで不動産投資について検索すると、非常に多くの情報サイトが出てきます。

簡単でしかも無料に読むことができる「情報サイト」は初心者にも分かりやすいものが多いので、ざっくりとした知識を手軽に手に入れることができて便利です。

不動産投資に必要な最低限の知識である物件の種類や投資のタイプの説明など、初心者が不動産投資の勉強を始める際に必ず知らなければいけない情報・知識について丁寧にまとめられたサイトはたくさんあります。ぜひそれを見つけて、読み込んでみてください。

最初から難しい内容を理解するのは大変ですので、入門的なサイトがおすすめです。

スキマ時間などでスマホから検索してこまめに知識をつけていきましょう。

 

3-3.youtube動画で勉強する

インターネットの情報サイトの他にも、YouTubeなど動画での情報も比較的初心者には理解しやすい情報になると思います。

活字で読むよりも、実際に投資を行っている投資家のリアルな情報は参考になるでしょう。

不動産投資家の成功談や失敗談を知ることは勉強になりますし、業者の選び方や自己資金の額、ローンの組み方や注意点、物件選びのコツなどの情報はこれから不動産投資を始める人にとっては学びの多い情報と言えるでしょう。

 

3-4.セミナー

ざっくりとした基礎知識を身につけたら、不動産投資の開始に向けて動きましょう。

本やインターネットの情報など独学で得られる知識よりも、実際にプロの不動産投資家に会って話を聞く。セミナーの受講は、独学よりも有益な情報や知識が得られるので、おすすめです。

何も知識がない状態で行くのではなく、本やネットで最低限の知識や情報を収集し、ある程度の理解や、疑問・質問などが出てきてから、セミナーに足を運んでみましょう。

不動産投資セミナーには初心者向け、中級・上級者向けといったレベル別から地域や投資種類別など、さまざまな目的・種類に応じて不動産のプロが投資の知識をレクチャーします。

自分の目的や興味のある不動産投資の種類が見つかったら、セミナーに行ってプロのアドバイスを受けたり、さらに深い情報を得ることで効率よく不動産投資についての理解を深めることができます。

 

4.不動産投資で失敗しないために、まずは不動産リートをはじめよう

最後に、不動産投資の勉強方法としておすすめなのが、リアルアセットとしての不動産投資の前に、金融商品でまずは不動産投資を始めてみるということです。

これは不動産投資で失敗しないためにぜひ頭に入れておいてほしい不動産投資の勉強方法です。

投資初心者が陥りやすいのは未熟な知識量ではじめからリアルアセットの不動産投資をして失敗する例が絶えないからです。

資産は主に2種類に分類することができます。

ひとつはリアルアセット(現物資産)。そしてもうひとつはペーパーアセット(権利資産)です。

金融商品はペーパーアセット(権利資産)ですから、不動産の権利を所有するという投資種類になります。

投資初心者が最初からリアル資産としての不動産を所有するのは時間がかかりますし、失敗のリスクが高く非常に難しいと思います。

しかし、金融商品である不動産リートに投資することは、投資初心者にとってはリスクが低く、導入しやすい投資なのです。

全くの投資初心者であるならば、最初から現物の不動産に投資するのではなく、不動産投資の勉強をしながら、まずは不動産リートで投資活動をスタートすることは非常に有意義な方法です。

不動産投資の勉強をしながら、不動産リートで投資の実践を始めてみることをおすすめします。

 

5.不動産投資をこれからはじめる人の勉強法 ~失敗しないために知っておいてほしいこと~まとめ

不動産投資をこれから始める人に向けて、今回は勉強方法と失敗しないために知っておいて欲しいことについてまとめました。

不動産投資の失敗の原因として一番多いのは、知識不足や勉強不足です。

リアルアセットであるため、流動性が低く、失敗すると収益どころか赤字が出てしまリスクがあります。

焦って不動産投資に自己資金を投じてしまうということは、非常に危険です。

不動産投資本やインターネットによる情報収集、セミナー受講などなど、ある程度時間をかけて不動産投資に必要な知識を身につけていきましょう。

また、失敗しないために、まずは不動産リートを始めることもおすすめです。

投資未経験者であればあるほど、最初から現物資産に投資をするのではなく、流動性の高い金融商品から投資を始め、学んでいくと良いでしょう。

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